マンションを購入するか迷っています

マネー住宅資金・住宅ローン 2013/07/14 11:00

３５歳女性、独身の妹についての質問です。

妹は転勤が多いので今までは転勤するたびに勤務先近くに引っ越していました。
現在は勤務先が実家の近くなのですが、マンションを借りて生活をしています。
週末には実家に戻り両親と過ごしています。

しかし今後のことを考えるとずっと家賃を払い続けるのも計算してみるとすごい金額になるのでマンション購入を検討し始めました。

検討している物件は
大手町、神田、小川町など10駅ほどにどこも徒歩5分で行ける新築マンションです。
マンションの金額は5000万、頭金1500万〜2000万ほど準備できます。
2LDKで1人で住むには十分な広さです。年収は一千万円ほどです。

この場所は妹が大好きな皇居まで1kmでなおかつ実家まで電車で50分で通えない範囲ではなく、なおかつどこに転勤しても対応できるようにできるだけ電車の本数が多いところを踏まえた上で選んだ場所だそうです。

更に遠方へ転勤したら賃貸に出せばいいかなと考えているようですが、現実問題そんなに簡単に借りていただけるものなんでしょうか?
売るにもそんなに値が下がる物件ではないと言われていますが(銀行と不動産屋に)本当にそんなに資産価値が下がらないのでしょうか？
勿論借りたり買ったりは縁なので絶対借りてもらえる買ってもらえるかなんてことは断定できないことも理解しています。

しかも将来独身のままでいたら賃貸マンションは借りづらくなるかなとの不安もあるみたいです。

基本的には買うべきなのかなと思っているみたいですが、もし今の状態が単に新築マンションの眩しさに目が眩んでしまっているのでは大怪我をする可能性があります。

今の状況をご覧いただいて買うべきなのか賃貸暮らしを続けるべきなのかアドバイスいただけたら幸いです。

よろしくお願いいたします。

どりーさん（茨城県 / 男性 / 47歳）

回答：1件

専門家

森本直人
ファイナンシャルプランナー

マンション購入の是非について

2013/07/16 17:08 詳細リンク

どりー様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

ご質問の件、まず、賃貸のメリットは、ライフプランの変化に対応しやすいことだと思います。

例えば、家族構成、年収、勤務地等に変化があっても、柔軟な対応が可能です。

一方、購入のメリットは、長期間住むことを前提にすれば、質の高い住宅に住みながら、比較的住居費を抑えられる点などです。

ただ、売却や賃貸を前提にすると、間に業者が入る分、有利にはなりにくいと考えられます。
（もちろん、やり方次第ですが）

また、購入の場合、固定資産税や修繕費、震災リスクなども、持ち主負担です。

したがって、独身の方など、ライフプランに変化がありそうな方は、賃貸に住み、妻子があり、ライフプランがほぼ固まっている方などは、住宅購入を考えてもよい、というのが、ごく普通で妥当な考え方です。

なお、将来独身のままでいたら賃貸マンションは借りづらくなる、については、今後、日本が人口減少社会に向かうことも考慮してください。

あと３０年もすると、日本の人口は、１億人を割る可能性があります。

今の段階で住宅は供給過剰ですから、空き家がたくさん出てくれば、家主側も高齢者だからという理由で断りにくくなるはずです。

また、今後は、高齢者向け賃貸住宅もほぼ確実に整備されてくるでしょう。

お金を払えば、至れり尽くせりのサービスが受けられる賃貸住宅です。

それから、年収１千万円とのことですが、年収の高い方は、固定費が上昇してしまう傾向があることは、明らかです。

リタイア後は、当然ながら、公的年金のみで１千万円はありえないわけで、貯蓄の習慣も必要ですし、もし買うにしても、衝動買いではなく、慎重にプランを練る必要があると思います。

お金の損得計算については、頭金相当を金融資産で運用することも含めて検討してみてください。

バブル時代と異なり、最近は、住宅の売却で、譲渡益が出る方は少ないです。

個人的には、賃貸＋金融資産運用の方が、リスクの管理はしやすいと考えています。

以上、ご参考になれば、幸いです。