血糖値について

結論からいいますと、検査してきました立場からの考えとして、心配されることはないと思いますよ。

糖尿病型と判定されるには、早朝空腹時血糖値が１２６ｍｇ／dl以上であることから、１２１ｍｇ／ｄｌは問題がないことになります。

また、糖尿病と判定されるには2回の検査が必要とされています。


空腹時採血のことで知っておいていただきたいことがあります。

糖尿病を調べる空腹時とは早朝時での空腹時で通常、１０時間以上絶食して測定します。ですから、予約設定での検査でない限り、当日の診察での採血であれば、採血時間からさかのぼって１０時間以上前になる食事を摂られことになります。


ＨｂＡ１ｃ（ヘモグロビン・エイワンシー）で知っておいていただきたいことがあります。

ＨｂＡ１ｃでこれまで使われていたＨｂＡ１ｃ（ＪＤＳ）５．８％未満から、新しく、国際的に使用されているＨｂＡ１ｃ（ＮＧＳＰ）６．２％未満が使われるようになりました。

ですから、ＨｂＡ１ｃ（ＪＤＳ）の値に０．４％プラスになります。
例えば、ＨｂＡ１ｃ（ＪＤＳ）５．６％が、 プラス０．４％で、 ＨｂＡ１ｃ（ＮＧＳＰ）６．０％とになります。

これは２０１２年の4月からで当面併記されることと思いますが、判断については十分に注意が必要です。

あなた様の４．８％値はどちらの数値か分かりませんが、いずれにしても心配はいらない数値となります。

これらを参考にしていただき、心配なことは勇気を出して主治医の先生にお聞きになればきっと気持ちが落ち着くと思います。


なら愛語堂鍼灸治療院 院長 奈良修次