対象:ペットの医療・健康
コーギーメス九歳。海外に住んでいます。先月、生理が始まって暫くした頃に、お腹にマシュマロくらいのシコリと乳輪下に小さなシコリを二つ発見。病院で、触診後『手術が必要ですね』と言われ、先日、乳腺腫瘍の手術を受け、腫瘍を三つ摘出してきました。検査の結果、そのうち一つが悪性。希望であれば、体の中に腫瘍がまだあるかないか調べることはできるが、もし肺の中にできてたとしたら何も処置できないと言われました。(今の所、肺に腫瘍がある場合、何も処置できないのであれば、再検査は必要ないと私自身考えています)今後は、今腫瘍がなくても、またできるかもしれないし、できないかもしれないということで、一週間に一度自己検診を勧められました。再発したらまた手術で摘出するそうです。未だ、避妊手術はしておらず、先生より、予防の一つが避妊手術をすることと案をいただきました。腫瘍再発防止のためと、今後、子宮蓄膿症の発生ももしかしたらあるかもと考えて避妊手術を受けようと思いますが、海外な為、言葉の壁もあり、不安です。日本でしたら、どのようなアドバイスをいただけますでしょうか?
Samaviさん ( 静岡県 / 女性 / 32歳 )
回答:1件
Re:乳腺腫瘍
乳腺腫瘍の治療の第一選択は外科的切除です。摘出した腫瘍は、病理検査で悪性か良性かの判断と切除が完全かを確認する必要があります。
切除後の注意点としては、局所の再発の有無と別の場所での発生の有無、肺やリンパ節への転移を評価するために定期的な健診が必要です。
悪性の場合の予後は様々で、腫瘍の種類及びステージを含むいくつかの因子に依存します。レントゲン検査で肺への遠隔転移が見つかる場合や、身体検査や超音波検査などでリンパ節転移が見つかる場合の予後は不良です。
避妊手術を受けるためのメリットとしては、子宮の疾患である子宮蓄膿症などに罹患しないことです。乳腺腫瘍については、2.5歳齢以前に避妊手術を行なった場合はほぼ発生を予防できますが、それ以降の年齢での避妊手術では良性腫瘍の発生リスクは下がるという報告はありますが、悪性腫瘍の発生リスクは下がりません。
しかし、生理が起こることで乳腺炎が発生する場合、乳腺の炎症が腫瘍発生リスクを増加させるという報告もあるので、そのリスクを軽減する目的で避妊手術を実施することもあります。
評価・お礼
Samaviさん
2013/01/27 19:17●●先生、ご回答ありがとうございました。先生の詳しく、分かりやすい回答内容のおかげで、これからどうしていくのがいいのか、考えがまとまりました。まずは、避妊手術を受けてみたいと思います。本当にありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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