対象:ペットの医療・健康
小泉と申します。
犬種イングリッシュスプリンガースパニエル 雌 2歳
今年の2月に避妊手術を行いました。子宮・卵巣の全摘出です。
やはり手術となると心配なので、少し遠くの評判の良い病院でやっていただきました。
普段は、ワクチンや健康診断は近所の病院ですませいてます。
10月で2歳になるので健康診断と
近頃、毛づやが明らかに悪くなりパサパサで変色してきたことの相談を兼ねて、近所の病院に行きました。
健康診断は問題なく
毛については
ホルモンのバランスの崩れからくるようだと言うことで
検査をいたしました。
その結果
T4 1.6
FT4 1.7
コルチゾール 0.9
エストラジオール 44.2
ブロゲステロン 0.22
という数値が出ました。
問題は、
エストラジオールの数値です。
先生がおっしゃるには、避妊をしている子の数値ではないと・・・・
残っているかもしれないと・・・・
現在、当然のことながらヒートはきません。
以前飼っていた子が悪性の乳腺腫瘍で命を落としました。今回の子は、予防できることはすべてやってあげようと思い、避妊手術に踏み切ったのに、もし残っていたら今後の事が心配でなりません。
CT検査をする、開腹して確認する。ともにリスクが多すぎる気がしてなりません。
本当にそんな可能性があるのでしょうか?
本犬は、毛並み以外はいたって健康でよく食べ・よく遊びます。
本当に心配で心配で不安でいっぱいです。
何か、情報やご意見を伺いたくご相談させていただきました。
よろしくお願いいたします。
タコボーさん ( 神奈川県 / 女性 / 41歳 )
回答:3件
エストラジオール
こんにちは。
ホルモン性の皮膚疾患の場合、脱毛や毛が薄くなるといった症状が出てきます。被毛のコンディションには当然ホルモンの影響もありますが、その他にもいろいろな原因があります。
エストラジオールの値は正常範囲と私は考えますが(発情期で75以上)、専門家ではありませんので正しいかどうか解りません。しかし、卵巣が残っているとすると、マウントしたり、出血が見られたりなどの発情徴候が現れますので、一概に卵巣が残っているとは考えにくいのですが。また、乳腺腫瘍の予防的避妊手術は第1回目の発情が来る前がベストという意見もありますし、1回目の発情が終わってもその差は無い、という意見もありますが、2歳を超えてからの避妊手術ですと、ややリスクがある事も考えられます。
完全に乳腺腫瘍のリスクから免れることは、どんなに早期に避妊手術をしてもできません。もし免れたいのであれば、乳腺を全部摘出する以外方法はありません。しかし、そんなことは普通ではしませんよね。
したがいまして、あまり今回の数値にはこだわらない方が良いのではないでしょうか。それよりも、最低1年1回定期健康診断を受けることと、病気の早期発見早期治療を心がけることが重要だと思います。
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犬の避妊後のエストラジオールの数値について
難しい問題ですが、ポイントはこのエストラジオールというホルモンの値の信頼性だと思います。単位はおそらくpg/mlといって非常に検出の大変なホルモンですから、何回か計ってみる必要があるかもしれません。
子宮卵巣全摘出でも、もし発情が来ているのならば膣スメア検査でわかると思います。実施して見てはどうでしょうか。もし発情の細胞などが出てくるようでしたら、卵巣が残っている可能性があると思います。
犬の場合発情を知る手段として、エストラジオールの測定より膣スメア検査の方が確実だと言われてますので、それで発情期の細胞が出てれば少し気にしたほうがよくなるかもしれませんが、そうでなければ、手術を信じても良いのではないでしょうか。
定期的に検診と膣スメア検査をして見てはどうでしょうか。
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RE:犬の避妊後のエストラジオールの数値について
卵巣が体内に残っている場合、発情出血は認められませんが、外陰部の腫大が認められたり、乳腺の発達が認められたりします。外陰部の腫大が認められている時に膣スメアを観察することによって卵巣が残っているかどうかの判断がつきます。また、プロジェステロンは発情の周期によって血中濃度が変化しますので1、2ヶ月おきにプロジェステロンの測定を行い高い値を示す時があれば、卵巣が残っていて発情があるという証明になります。
まずは外観から分かるような発情兆候がないかをよく観察し、上記のような検査を行なった上で本当に卵巣が残っているかどうかを確認してみてはどうでしょうか?
仮に卵巣が残っているという証拠が得られず、エストラジオール値の高値が続くのであれば、エストラジオールはステロイドホルモンの一つであるので出処として理論的には副腎皮質からの分泌されている可能性も考えられます。
今後の病気の予防に対してご心配されているようですが、確かに避妊手術を早期に行なえば乳腺腫瘍の発生率は下がりますが必ず予防できるというわけではありません。身体検査、血液検査、超音波検査やレントゲン検査などの画像検査を含めた健康診断を定期的に行なうことによって病気の早期発見を心がけてあげる事が健康に長生きさせてあげることにつながるのではないでしょうか?
(現在のポイント:-pt)
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