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対象:住宅資金・住宅ローン

繰り上げ返済(完済?)について

マネー 住宅資金・住宅ローン 2012/08/30 09:06

共働きで家を購入し夫、妻どちらも住宅ローンを組んでおります。(7年目)今回ある程度貯蓄ができたので妻方のローンを繰り上げようとおもっています。残債は当然私(夫)が多く妻は少ないです。ふんばれば妻の方完済できそうなくらい資金があるのですが・・・
ここで質問なんですが、この場合
1、妻のローンを完済する
2、夫の方も繰り上げして妻方も多少ローンを残す
3、妻のローンを繰り上げにしてギリギリまで返済し3カ月くらいローン残す(手数料の関係)
4、貯蓄を継続
のどれが一番良作でしょうか?ちなみに変動金利で30年で借りてます。
よろしくおねがいします。

サリューさん ( 岩手県 / 男性 / 42歳 )

回答:2件

森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

- good

あくまでライフプランを主体に考えましょう

2012/08/30 16:50 詳細リンク

サリュー様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。

ご質問の件、住宅ローン控除の状況にもよりますが、一般論として、手元資金に余裕がある場合は、繰上げ返済を行うのが有利といわれています。

変動金利でローンを組み、仮に、手元資金を預貯金のみで運用する場合は、あればあるだけ繰上げ返済に充てた方が有利という計算になります。

ノーリスクで、浮く利息分お得になります。

ただし、繰上げ返済は、あくまでライフプランを主体に考えるべきだと私は思います。

例えば、すべての手元資金を住宅ローンの繰上げ返済に充てたあとに、教育資金が足りない、新車が欲しい、投資をしたい、事業を始めたい、大病を患った、といった展開になった時に、また改めて、住宅ローンよりも何倍も高い金利でお金を借りなければならなくなるかもしれません。

この点が、落とし穴です。

たくさん繰上げ返済をすれば、その分、老後資金に余裕が出ますが、今の生活にギリギリ感が出てしまっては、何のための繰上げ返済かよく分かりません。

繰上げ返済は、一見、お得感がありますが、若い頃に使えるお金の価値と、老後のお金の価値は、本当に同じなのかという点も考慮してください。

住宅ローンは、上手く利用することで、人生を豊かにできるツールですから、あくまでライフプランを主体にバランス感覚のある返済計画を立てた方がよいと思います。

実際、過大な繰上げ返済を後悔する方はいます。

なお、1~4に関しては、夫のローンを妻の資金で返済すると、贈与税に関係してきますので、その点は、注意してください。

以上、ご参考になれば幸いです。

補足

文面を読み違えていましたが、妻のローンを夫の資金で返済する場合も同様に贈与税に関係します。

質問
ファイナンシャルプランナー
運用
ライフプラン
住宅ローン

回答専門家

森本 直人
森本 直人
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吉野 裕一

吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー

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良くない状態も考えた上で返済を・・・

2012/08/30 14:27 詳細リンク

はじめまして、サリューさん。
FP事務所 マネースミスの吉野です。


今回は、ご夫婦お二人で住宅ローンを組まれており、ある程度、貯蓄が出来たので繰り上げ返済をお考えという事ですね。


サリューさんが、お考えの4つの案に対して、どれが良いかという事は言い難いと思います。


サリューさんの家計状況や現在の貯蓄、残債などの条件によって、どういった方法が良いかが見えてくると思います。


今回は、繰り上げ返済に対しての考え方について、お答えしておきたいと思います。


繰り上げ返済する場合は、手元に緊急予備資金として余裕資金をある程度、確保しておくことをお勧めします。
ある程度というのは、生活費の3か月分から6か月分が目安ですが、これも多少は大目にお考えになって降りた方が良いと思います。


また今回は住宅ローン控除との兼ね合いもお考えだと思います。

完済した場合と一部繰り上げ返済をした場合の、節税効果も計算したうえで、どちらかをお決めになられると良いと思いますが、完済した場合には、その後の返済額が貯蓄に回りますので多少は運用に対する利益が出てきますね。


今後も貯蓄をされるというお考えもあるようですが、預貯金や定期などの低い利回りのものですと住宅ローンの利息と利子の相殺分はメリットがあるとは思えません。
利回りの良いもので運用されているのであれば、手元に資金を残しながら、ローン分の利息は相殺していけると思います。


一番大切なのは、繰り上げ返済をして手持ち資金が少なくなり、思いもよらないことが起こった時に、どうにもならなくなる事です。

また今後生活費や教育費などが増えていく可能性があるのであれば、返済額を少なくするような繰り上げ返済も考えられます。


こうしたことを踏まえた上で、将来のお金の流れをシミュレーションしながら、繰り上げ返済をされると良いでしょう。





FP事務所 MoneySmith
吉野 裕一
http://moneysmith.jimdo.com/

シミュレーション
余裕資金
住宅ローン
マネー

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