北側キッチンと南側キッチンで迷っています。

私は「南側キッチン」に一票です。

南北にLDKだとリビングとDKが分断されてしまうような気がします。キッチンを対面式にしても食事が終わったら他の家族は南側のリビングに移動してしまうでしょう。そうなると奥様一人キッチンに残されてしまうかもしれません。

キッチンもリビングやダイニングと一緒に南側に連れてきましょうよ。きっと明るい家族の団欒が楽しめると思います。

確かにキッチンを南側に設置することで気をつけなければならないことはあるでしょう。ただ、それは解決できない問題ではありません。

現在南東に計画されている和室について、あまり使わない、将来ご夫婦の寝室に、というふうにお考えならなおさらです。

明るく楽しいキッチンはきっと住まいの中心になります。すばらしいお庭を眺めながら料理ができるという「おまけ」まで付いているキッチンってそんなにありませんよ。

キッチンスペシャリスト 近藤壯一郎

私は横浜で設計活動をしているケイズアーキテクツの山下と申します。

キッチンの最適な位置は北？、或いは南？
悩まれている事は、よく理解できます。我々も仕事上論議される議題だからです。

敷地ロケーションを拝見すると、とても素敵な環境の様ですね。
外部からの制約がないのであれば、自由に発想できる訳です。

キッチンの北、南の位置はメリット、デメリットがある事はよくご承知されている、と
思います。
北であれば、縦にLDと一体化でき、また居間越しに南側の開口部から景色を望む事が出来、
居間、食事室、キッチンと南北に貫く一体空間が出来やすくなる、と思います。
空気の流れもスムーズですね。
一方、和室エリアをキッチンにする事はLDと横並びになり、とても明るく、オープンな
空間ができると思います。
ただ、注意点は和室の広さ、形状にもよりますが、窓の大きさと収納は反比例しますから、アイランド式など、収納、冷蔵庫の壁をうまく利用する事で、とても解放的なLDKが演出できますね。

今回の家づくりでのコンセプトを整理されたら如何でしょう。

一概にどちらが、という事ではなく、東南にある和室の役割はなんだろう、と。
確かに予備室的な和室は使わない昔の応接室に見えます。
使わない手はない と思います。
居間との一体化（居間の一部として常に利用する。）によって和室、と言う部屋で区別しない。など利用価値はあると思います。

あるいは、お若い家族の様に見受けられますので、お子様中心に広々使いたい！
だから、いつも団欒する南側の明るい場所を広く確保したい。

全体の住宅の使い方、利用の仕方を今一度、考えても良い と思います。

あいまいな回答 お許し下さい。

家族が集まる大切な場ですから、迷われるのはよくわかります。

私の考えは南東の場所にキッチンをもってくるべきでしょう。
あまり使わない和室を家の一番いい場所に位置することは避けるべきです。

和室を北側にした方が和室としての落ち着きも出てきますし、南から北への風の通りもいいはずです。

ダイニングは家族が最も集まりやすく、団欒の場としても大事ですので出来れば東側からの朝日が入るようなレイアウトを考えられたらいいと思います。

どうぞ優先順位を間違わないようにしてください。


素敵なリビングダイニングが出来ればいいですね。


横山彰人

プランも窓の大きさも分かりませんので参考程度に・・・なんて無粋な話はやめましょう。
ずばり今のままがよろしい。
そしてキッチンにトップライトなんてやめて、
ほのかに光をいれる北向きのハイサイドライトを、
それも横長でガラスの高さは２５ｃｍ程度のものを設け、
窓廻りのつや消しの白い壁がまぶしくは無いけれど明るく、その光は距離をへて明るさを弱め、
キッチンの、これも灰白色のつや消しのそっけないタイルを、やさしく照らすようにしましょう。
キッチンの壁面はいろいろ利用されますから、
その中に無理に窓をとる必要も無くなり、食べ物を扱う室の温度も上がりすぎないでしょう。
そして、ダイニングの北向きの窓は、
窓面に直行する壁を、キッチンと同様、ほのかな明るさでもって、奥へ行くほど光を弱め、
無駄なく清楚にデザインされた塗り壁を、豊穣なものとして浮かびあがらせるでしょう。

適度に調節された明と暗があり、
時には日差しの中にくつろぎ、
時には影から、南の窓にひかりかがやく新緑を、座敷に遊ぶ子供たちを、静かにながめる。
人間に影があるように、いや、あるからこそ、建築にも陰がほしい時があるんじゃあないでしょうか？
（いきなり俗っぽいですが、ＴＶの位置はうまくいきましたか、洗い物しながら見えますか？
子供さんは小さいですか？和室の障子紙はズタズタにされるかもしれませんが、やがて嵐もおさまります。）
（北向きの窓、夏の西日対策が必要な時があります。要注意です。）
（本稿から派生する事項について、責任は一切負いかねます。面白半分に読んでください。
ええかげんな専門家ですみません。）