対象:矯正・審美歯科
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初めて相談させていただきます。
現在中学3年生の娘ですが、小学校3年生から4年間矯正をして2年近く前に終了しました。現在は保定期間に入っています。
矯正の内容は、床矯正をして顎を広げてからブラケットをつけました。
記憶が曖昧で申し訳ないのですが、床矯正は上の歯だけで、期間は2年半くらいだったでしょうか・・・装置は3つ使ったと思います。
その後上下すべての歯をワイヤーで調節して2年前の秋に終了しました。
終了した時は本当にきれいな歯並びで娘も頑張ったかいがあったと喜びました。
保定は前歯上下4本ずつの裏にワイヤーがついています。それと寝る時に上の歯だけリテーナーをしています。
矯正が終了してから4~5ヶ月に1度定期検診に通っていました。定期検診になってからは私は一緒には行っていません。
先日の検診時に、使っていたリテーナーに穴が開いていることを伝え、リテーナーはいつまでしていた方がいいのか聞いたところ、衛生士さんが歯科医の先生に確認にいって先生が診に来てくれました。
(検診はいつも衛生士さんで先生は顔を出しません)
その先生が噛み合わせをちらっと見て「前歯が合わさらないから麺類なんか食べにくいでしょ?」と言ったらしいのですが、噛み合わせの話はそれだけで、リテーナーをしなくなるとすぐにガタガタになるからずっとしてなければダメ、発音が上手くできないから舌で歯を押して前歯が合わなくなった、などの話をして終わったそうです。
娘が帰ってから前歯を見ると確かに隙間が合って噛みあわない状態です。
いつからこうなってしまったのか・・・私も娘も気づかなかったのが悪いのかもしれませんが、ワイヤーの保定もしてありリテーナーも毎晩つけていて定期的に検診に行っていたので安心していました。
先生が診ておかしいと思ったのに「1回ちゃんと診てみましょう」と言ってくれなかったことが不思議で電話で確認をしたところ、受付の人は「定期検診はクリーニングで矯正後の検診はきちんとそう言って予約を取らなければいけない」と言い、先生は「お子さんが家で正しく伝えたとは言い切れない、来てくれれば説明をする、お母さんが気になるようでしたら来てください」と言いました。
この歯科医院は院長の他に歯科医が4・5人、衛生士が7・8人、助手が4・5人いるかなり大きなところです。
人当たりはよく評判もいいのではないかと思います(いつも患者さんがいっぱいです)
ただ歯科医の先生方は、こちらから質問した時は時間がないためかめんどくさそうに
答え、さらに聞くと機嫌が悪くなります。
治療に関しても後出しが多く、床矯正の後にブラケットをつけることも聞いていませんでしたし、なんとなく不信感があります。
結果的には歯はきれいに並び良かったのですが、その後の対応に不満があります。
来年の春に引越しをしなければならず、それを機に転院したいと思っています。
それまではお世話になろうとしていたのですが、今回の件で不信感が強くなり、また電話で確認した時にかなりもめてしまいましたので今更通いにくいです。
転院するにあたり今までの治療の資料をいただきたいのですが、もらえるものなのでしょうか?
料金はかかりますか?
今後の治療ですが、リテーナーをつけていたらとりあえず引越し後まで今のままで大丈夫でしょうか?
矯正の費用は、床矯正の装置を作る時やブランケットに変わる時などその都度掛かっていたので、終了した時で終わっているような気がします。
長くなり分かりにくかったと思いますが、よろしくお願いいたします。
補足
2010/08/07 21:05先生方、詳しい回答ありがとうございました。
再度、娘と色々と思い出しながら確認してみました。
通っている歯医者は矯正歯科ではありません。
治療の前に検査はしましたが、発音や舌の癖などは話には何も出てきませんでした。
治療計画なども先のことなどは説明が無く、「まず、これをやりましょう」みたいな感じで、それが終わると次の説明をする、と言うような感じでした。
担当医といってもその時診ていただいた先生のことで、今回の先生は初めての方でした。
今回の回答で一番思い当たるのは大臼歯です。
治療が終わった時点では下の第2大臼歯は出始めていたのですが、上は全く見えていませんでした。(今はだいぶ出てきていますが生え揃ってはいません)
もしかしたら、第1大臼歯も完全には生えていなかったのかもしれません。
と言うのは、リテーナーの穴が開いたところは第1大臼歯の噛み合わせの部分です。
食事をしている時に時々「ギリッ」と奥歯が擦れる音がしていた時期もありました。
リテーナーは違和感無く使えているようです。素人目ですが、歯並び自体が変わったような感じはしていません。
やはり第2大臼歯も含めて矯正しなおした方がいいでしょうか?
引越し後、遠方になってしまうのはもちろんですが、気持ちの上でも今の歯科医院には通うつもりが無くなっています。
お気付きのことがありましたら、アドバイスをよろしくお願いいたします。
毎回長文になり申し訳ありません。
karakaraさん ( 岡山県 / 女性 / 41歳 )
回答:3件
晝間 康明
歯科医師
-
非抜歯矯正による後戻り
こんにちは,ひるま矯正歯科の晝間康明です.
保定期間中に前歯部に開咬が現われた状態と想定してお答えまします.
言葉の定義として後戻りとは矯正治療前の状態に戻るような変化,保定期間中の噛み合せの変化とは後戻りとは異なり保定期間中に新たな変化が発生している状態とお考え下さい.
■後戻りについて
保定中の後戻り(噛み合せの変化)の原因として考えられるのは,床矯正により拡大したものの保定期間中に幅が狭くなってきて前歯部が唇側に傾斜して開咬になってきた可能性が考えられます.対応策として,一生保定装置を装着していれば後戻りがしない可能性がありますが,平均寿命を考えると後70年保定装置をつける事は現実的に不可能です.したがって,後戻りした幅がお嬢様の顎骨にとって適正な幅であると考え,その幅に合わせた再矯正治療が必要となるでしょう
■保定期間中の噛み合せの変化について
1.主治医が指摘しているように舌癖により前歯が唇側に傾斜して前歯部が開咬となっている可能性があります.
対応策として舌癖のトレーニングをする事で改善する場合がありますが,経験上あまり効果がないと考えています.
2.保定開始時に第2大臼歯の萌出は完了していましたか?第2大臼歯の萌出が完了していない状態で保定に入ると保定期間中に第2大臼歯が萌出してきて噛み合せが変化する可能性があります.同様に,第3大臼歯(親知らず)が萌出してきている可能性も考えられます.
対応策として第2,3大臼歯の対応も含めた再矯正治療が必要となるでしょう
3.成長による上下顎関係の変化
もし,現在もお嬢様の身長が伸びているようであれば成長により上下顎関係が変化し噛み合せが変化する可能性があります
対応策として現在の顎関係に合わせた再矯正治療が必要となるでしょう
4.顎関節症による変化
顎関節症などにより下顎頭が異常吸収する場合に前歯部の開咬が生じる場合があります
まずは確定診断が必要です.下顎頭の形態を正確に把握するためにCT撮影,下顎頭吸収が落ち着くまで経過観察を行ない,その後に再矯正治療が必要となる可能性があります.
以上,想定される原因をざっと挙げてみましたが矯正専門の歯科医であれば治療経過や術前術後のX線写真や模型を見せて頂ければおおよその見当がつくのでセカンドオピニオンを受ける事をお勧めします.
以上,参考になれば幸いです.
評価・お礼
karakaraさん
詳しい回答ありがとうございました。大変参考になりました。
大臼歯は気になるところです。
娘の身長はほとんど止まっています。
補足を付けさせていただきました。
もしお気付きの点がありましたら、重ねてよろしくお願いいたします。
赤柴 豊英
歯科医師
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矯正治療後の後戻りについて
こんにちは、あかしば矯正歯科クリニック院長の赤柴です。
まず矯正治療開始前に診断や治療計画の立案をして頂いたと思いますが、その時の記録のようなものは残っていますか? 初診時に舌癖等があった場合は、それらを考慮に入れて矯正治療をされたとは思いますが、いつ頃から舌癖が前歯に影響を及ぼしたかはこのやりとりだけでは分かりません(すみません)。
もし、混合歯列期に舌癖があれば、その時から舌癖トレーニング(MFT)が並行して指導されることもありますし、動的治療終了後も舌癖があることが確認されていたのであれば、舌癖の指摘や舌のトレーニングなどが必要になる場合があります。
ただ、動的治療の終了が成長期の途中だった可能性もありますので、下顎などの成長や、第2大臼歯が生えてきたことにより、顎位(あごの位置)や咬合が変化した可能性も考えられます。
矯正専門の先生が診ていらっしゃっていたのであれば、必ず矯正検査時の資料はあると思います。矯正治療を行った先生は費用を頂いている訳ですから、通常はいろいろ説明して下さると思います。そのうえで、転院の費用が掛かるかどうかを確認されてはいかがでしょうか?
評価・お礼
karakaraさん
回答ありがとうございます。
先生がおっしゃるとおり第2大臼歯の影響はあるのかもしれません。
舌癖の話は今までありませんでした。
補足を付けさせていただきました。
もしお気付きの点がありましたら、よろしくお願いいたします。
清村 多
歯科医師
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再治療を希望されますか?
karakaraさんこんにちは。清村矯正歯科の清村と申します。
メールを読ませていただき、これまでの治療経過がある程度わかりましたので、今後どのようにすればよいかアドバイスさせていただきます。
現在の状態は、奥歯を咬んだときに前歯がしっかり咬み合わさらない「開咬」のようですね。症状が軽い場合は、担当医の先生がおっしゃったように舌の使い方が原因のひとつですので、舌を前に出す癖を治すこと。また、成長の過程で後ろから生えてくる親知らずを抜くことで、ある程度症状が改善したり、これ以上悪化しない可能性があります。
ただし、症状が中等度以上であれば、親知らずが生えてくる頃から症状が悪化することもありますので、抜歯を行い再度ブラケット(矯正装置)をつけて治療が必要になるかもしれません。したがって、転院して再治療をされるのであれば、新しい歯科医院にもう一度治療費を支払うことになります。
引越しをされるということで、今の歯科医院への通院が難しい遠方への転居であれば仕方ありませんが、通院可能であれば、もう一度現在の症状、今後の治療について今の担当医の先生に相談されることをお勧めします。同じ歯科医院での再治療なら、治療費のほうそれほど高額にはならないと思いますので。
どうしても転院を希望されるのであれば、これまでの治療に関する資料を貰い受けることは可能だと思いますので(有料か無料かは医院によって異なります)、その資料をもって新しい歯科医院を受診したほうがいいでしょう。
リテーナーは、しっかりと装着できているのであればそのまま使用し続けたほうがいいと思います。
清村矯正歯科
清村 多
http://www.2-koo.com/
評価・お礼
karakaraさん
分かりやすい回答ありがとうございます。
娘の場合、親知らず以前に第2大臼歯が生えていなかったようです・・・。
引越し先はかなり遠方になるのでどうしても転院はしなくてはなりません。
今後、再治療をした方がいいのか、正直悩みます。あまり負担がなければ(精神的にも金銭的にも)いいのですが・・・。
保定用の前歯の裏のワイヤーもそのうちとらないといけないのでしょうか?
補足を付けさせていただきました。
もしお気付きの点がありましたら、アドバイスをよろしくお願いいたします。
清村 多
karakaraさんこんにちは。
補足のメール読ませていただきました。これはある程度の共通認識だと思いますが、矯正専門医が治療を行う場合、特に開咬の傾向のある方の場合は第2大臼歯が生える前に本格的な治療(マルチブラケット装置)を開始することはあまりありません。karakaraさんが通われていた歯科医院は一般の歯科医院のようでしたのでこの認識がなかったのかもしれません。
現在の症状にもよりますが、やはり再治療が必要な状態ではないかと思います。また、舌の癖を治すのはなかなか難しく、本人の根気が必要で、早い年齢で始めたほうが効果が出やすいです。ただ、せっかくいままでがんばってきたお嬢さんの気持ちを考えると、また、すぐに1からやり直しというのはかわいそうな気がします。
まだ第2大臼歯が生え揃っていないということですし、「開咬」の方が再治療を行う場合、親知らず(第3大臼歯)を抜く可能性が高いですので、高校生か、それ以上の年齢になってから、そのときのご本人の希望もききながら治療をやり直すかどうか決めればいかがでしょうか?
保定装置は、おそらく治療を開始する前にあったデコボコが元に戻るのを予防しているだけですので、使い続けても「開咬」の症状には影響はありませんが、嫌でなければそのままでもいいと思います。一般的にはリテーナーの使用期間は担当した先生の判断になりますので、申し訳ありませんがはずす判断は私には出来ません。
清村矯正歯科
清村 多
http://www.2-koo.com/
(現在のポイント:1pt)
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