繰り上げ返済額に関して。 - 専門家回答 - 専門家プロファイル

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中村 嘉宏

中村 嘉宏
宅地建物取引主任者

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繰り上げ返済額に関して。

2009/10/19 14:20
(
5.0
)

繰上返済と金額については、
(1)今後の金利動向をどう読むか
(2)経済情勢の予想(インフレかデフレか)
(3)個人的状況
によると思います。

ここ当分は長・短とも金利の上昇はないものの、
中・長期的には必ず金利の上昇はあると思っています。
とくに長期金利の場合、
かなり短期間に急激に上がることが予想されます。

借入金利決定の基準金利が不明ですが、
返済期間が35年ということですから変動金利での借入だと思いますので、
余裕があるときにしかも早い時期に
繰上返済をしておくことは賛成です。

また、資産インフレは起こりえるものの、
消費者物価は下がり続けデフレは当分続くと見ています。
そういった面からも、
借入金額を減らしておくことは理にかなっています。

そこで、返済金額をいくらにするかですが、
これは個人の置かれた立場と考え方によって違いますので一概には言えません。
職場が安定しており雇用や給与カットなどの不安が無く、
近い将来まとまった資金が必要と言うことがなければ
思い切った返済を行ってもかまわないと思います。

もしそうでない場合は、手元に1000万円ほど残して
繰上返済をなさってはいかがでしょうか。
算出根拠は、
現在支払額の1年分(約200万円)とご夫婦の年間収入の合計額です。

ご所有されているのは都心部の築浅物件だと思われるので、
家賃設定次第で長期間空室になるようなことはないと思いますし、
ご夫婦が1年間も無収入ということはないでしょうが、
一応の目安としてお考えください。

尚、余談ですが、
死亡保険金額は少し少ないような気がします。

文面では養老保険のような貯蓄型のものに加入されているようですが、
34歳という年齢を考えればそろそろ
長期保障のものや医療・がん保険などを検討なさった方が良いと思います。
保険料を抑えるための原契約の転換などの手法もあるので、
そこらへんは保険のプロの方にご相談ください。

評価・お礼

黄色い風 さん

アドバイス有難うございます。
勤め先のPL12月と家計PL12月で再度試算してみます。次年度、収入が減少する懸念もありますのでキャッシュフローを見て検討してみます。

どうも有難うございました。

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この回答の相談

投資用ワンルームMと繰上げ返済の対応

マネー 不動産投資・物件管理 2009/10/18 22:25

繰上げ返済をするべきか悩んでおります。(夫37歳 妻29歳両名 正社員)
昨年、東京都内に投資用不動産を2部屋購入しました。

借り入れは1、2,160万円 金利2.575% 2、2,120万円 金利3… [続きを読む]

黄色い風さん (千葉県/34歳/男性)

このQ&Aの回答

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