対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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間口が5mとすると
IBUSAYAさんこんにちは。
パルティータ建築工房の森岡と申します。
木造も鉄骨造も、同じ程度の地震力に耐えられるよう構造基準が作られていますので、適切に設計されていれば、木造が鉄骨造より弱い事はありません。詳しくはこちら
敷地が5m×12mということですが、間口(道路に接する敷地長さ)が5mでしょうか。
もし、間口が5mとすると気になることがあります。
鉄骨造の場合、柱と梁だけで構成されたフレームだけ(ラーメン構造)で地震に抵抗する事ができますが、木造では耐力壁で抵抗します。
間口が5mで、建物内にガレージを入れ、さらに通路も取り、道路側の列に耐力壁が取れないとすると、木造では困難です。
鉄骨造なら壁(ブレース)のないラーメン構造で可能なため、設計士の方は鉄骨で提案されていると思います。
木造でも3階の場合は2階建てより耐火性能が必要となり、コストも上がります。
鉄骨造は、木造より大きな基礎が必要となり、コストは上がります。
木造でも、SE構法というラーメン構造に近い工法(完全なラーメン構造ではない)があり、これを使えば可能性があります。
木造で、部分的に鉄骨造を使う方法も考えられますが、昨年の建築基準法改正で、確認申請手続きに手間取るかもしれません。
参考にしていただけましたでしょうか。
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