狭小住宅の価格

IBUSAYAさん、はじめまして。
伊藤アトリエの伊藤と申します。

どのような条件で概算を出しているのか詳しい状況がわかりませんので
私が感じたことをお答えしたいと思います。

1階が完全にガレージの場合、大きな空間を確保するために
鉄骨造は有効です。
木造の場合、1階の大きさにもよりますがガレージのような
がらんとした空間をつくると、2階、3階にいるときに揺れを
感じる場合があります。
しかし、基準を満たす建物であれば、強度の点で大きな問題があるとは
''「法的」''には言えません。

このところの建築資材の価格をみると、鉄骨造は建築コストが高くなって
きていることは事実です。
ですから、想像されていた以上の概算見積の価格になったのかもしれません。

木造で作った場合でも設計の段階から構造家に入って頂き、
強度の面の不安を解消する、という方法もあります。

また、1階を鉄筋コンクリート構造、2階、3階を木造でつくると
1階は大きな空間を確保することができ、2階、3階は木造でコストを
押さえることもできます。

鉄骨造で作ることが最善策であるとも限りませんので、建築予算と見合う
方法を設計事務所にご提案して頂くのもいいのではないでしょうか。

ご参考になれば幸いです。

IBUSAYAさん

はじめまして、KEIZO ARCHITECT OFFICEの八納(やのう)といいます。
20坪の土地に建てた家という事例でお話しますね。

この画像の家はちょうど20坪の土地に建てた木造3階建て住宅です。
車に関しては1階のプランを工夫して、2台とめられるようにしています。

またこの写真のように2階からいくらか張り出して作ることも木造住宅で
十分可能です。逆に3階建てになると、一般的な構造計算をしますので
信頼性も高くなりますので木造でもその他の構造でも違いはないですよ。

狭小敷地の場合は、工事途中の資材や車を置くスペースがないので、
それを置くためのスペースを借りたりと、経費がかかりやすいの知って
おられるといいでしょう。

ただ、この事例はトータルで33坪で、2000万円台で作っています。
もし1階をガレージにしない形が考えられるようでしたら、グンと価格を
押さえる事も可能かも知れません。
※例えば1万円/月の駐車場を借りても20年で240万円です。
そのための工事費で1000万円以上高くなるのはどうか?など
お金のシュミレーションもされるといいと思いますよ。

八納啓造 拝

アネシスプランニングの寺岡と申します。 宜しくお願いします。


狭小地での住宅建築のコストは、立地条件と間取りによって変わってきます。

まず、立地条件ですが

【 交通量の多い道路に面している 】

【 地盤がよくない地域 】

【 接している道路の幅が狭い 】

【 路地状の敷地 】

などの場合、建物本体の工事以外の費用が高くなります。

つまり、

材料の搬入に回数がかかったり、

地盤補強工事をしたり、

工事期間が余計にかかる、

と必然的にコストアップとなります。



また、間取りについては

【 凹凸の多い間取り 】

【 下屋やオーバーハングが多い間取り 】

などはコストアップになります。


こうした条件がご自身の建築予定地に当てはまると、木造でもやはり割高になりますね。





また、ガレージをビルトインにして1階に設ける場合、2台分の開口部を取るとなると

鉄骨造の方がいい場合もありますし、開口部に電動の大きいシャッターをつけること

でコストアップとなってしまいます。


構造材だけでなく、間取りや価格でご自身が納得できる業者を選択することをお勧めいたします。



以上、ご参考になれば幸いです。


詳しいご説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

宜しくお願い致します。

IBUSAYA さん

はじめまして、yamayosi | 山下です。



狭小住宅では「土地の形状・立地」や「建物の形状」
によって建築コストが大きく変わってきます。


*構造による建築コストの差

木造<鉄骨<鉄筋コンクリート
同様の間取りでも構造材でコストの上下はあります。
私が比較した限りでは木造が比較的コストを押さえて作る事ができます


*安全設計・経済設計

IBUSAYAさんがご心配になっている構造
木造だと不安、、お気持ち確かに理解できます

木造でも適正な構造計算をもとに経済的な設計を
したうえ、コストを押さえ安全設計に結びつける
手法も多々経験しています。但し、間取りによっては
ムリな場合もございます。

お話をすすめるにあたり、ご相談されている設計の方
と木造でも安全性があるプランニングをご相談されても
よいのではないでしょうか?鉄骨でも同様に経済性を
ベースに構築する事も可能です。

単に構造イメージではなく
安全設計と経済設計のバランスも考慮した
プランニングが必要だと思います。

>
最後に木造の利点や木造と鉄骨の違いについても
よくお話し合いされた方がよいと思います。
コスト以外に、揺れ・振動・メンテ等も含め
計画される事をお勧めします
<


私なりの見解ご参考になれば幸いです


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IBUSAYAさん、はじめまして。
高橋修建築設計事務所の高橋です。


他の建築家の方も書いている様に、

コスト面からいくと鉄骨よりは木造の方が安くなります。


木造なら構造用集成材と接合金物を使用して構造計算を行なうSE工法が確実です。

SE工法のHPに狭小3階建てで1階がガレージの例もあります。

サイトはこちら

参考になりましたら幸いです。

IBUSAYAさんこんにちは。
パルティータ建築工房の森岡と申します。

木造も鉄骨造も、同じ程度の地震力に耐えられるよう構造基準が作られていますので、適切に設計されていれば、木造が鉄骨造より弱い事はありません。詳しくはこちら

敷地が5m×12mということですが、間口(道路に接する敷地長さ)が5mでしょうか。

もし、間口が5mとすると気になることがあります。
鉄骨造の場合、柱と梁だけで構成されたフレームだけ(ラーメン構造)で地震に抵抗する事ができますが、木造では耐力壁で抵抗します。

間口が5mで、建物内にガレージを入れ、さらに通路も取り、道路側の列に耐力壁が取れないとすると、木造では困難です。

鉄骨造なら壁(ブレース)のないラーメン構造で可能なため、設計士の方は鉄骨で提案されていると思います。


木造でも3階の場合は2階建てより耐火性能が必要となり、コストも上がります。
鉄骨造は、木造より大きな基礎が必要となり、コストは上がります。

木造でも、SE構法というラーメン構造に近い工法(完全なラーメン構造ではない)があり、これを使えば可能性があります。

木造で、部分的に鉄骨造を使う方法も考えられますが、昨年の建築基準法改正で、確認申請手続きに手間取るかもしれません。

参考にしていただけましたでしょうか。

住宅の場合は面積が小さくなればなるほど割高になります。

建物の形状や地盤のこと、そして仕上げの内容が分かりませんのでなんともいえませんが、ローコストであればもっと減額の余地はあるでしょう。

木造でもその間口と奥行きなら構造的に弱くならない方法はあります。

また一階のみ鉄筋コンクリートにし、人口地盤を作り二階三階と木造にする方法もありますが、金額的に低くということなら木造でしょう。


分からないところがあれば、事務所にご連絡下さい。 横山彰人