対象:住宅設計・構造
断熱について
夜も寝れませんさん
はじめまして、アトリエイグレックの佐野と申します。
お書きいただいた断熱材の厚みですと性能表示で4ランクあるうちの
上から2つ目の等級3程度新省エネ基準になるとおもいます。
建築地が神奈川県とすれば?地域
屋根はロックウールは断熱材区分Cなので75mm以上
外壁はロックウールを使うとすれば50mm以上
床はポリエチレンフォームA種だとすれば同じくCなので40mm以上が基準値となります。
ロックウールやグラスウールは湿気を吸うと断熱性能が落ちるため室内側に防湿気密シートの施工が必須となります。
ものによっては防湿袋に入ったロックウールもありますが、定尺物だけで施工できず切ったり張ったりして敷き詰めるので袋だけでは不十分です。
熱は弱いところから逃げていくので一部分の断熱材だけ厚くしても思ったほど効果はあがりません。次世代省エネ基準等級4の仕様とするには倍以上の厚さの断熱材が必要になります。
断熱サッシやペアガラスに替えるなどの効果は期待できます。アルミ+樹脂の複合サッシも普及してきたので以前よりは多少安く手に入るようになっています。
基本的なことですが断熱材を隙間なく施工することがとても重要です。
現場ではなかなうまく施工されてない場合が多いです。
外壁側に通気層を設けることや、屋根裏の換気をとることなども断熱性能上げるポイントになります。
回答専門家
- 佐野 靖
- ( 建築家 )
- アトリエ・イグレック1級建築士事務所 所長
住む人の夢を実現し、安心を提供する。それが設計士の仕事です
『何ができるか?』ではなく『何をしたいか?』をまず伝えて下さい。クライアントの夢を様々な条件を加味し具現化することが設計士の仕事と考えています。家はそこに住まう人々と共に変化していくものです。空間としての家作りをご提案いたします。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
こんにちは。在来工法、坪30坪の家の図面の最終確認段階に入っています。北雛壇で、北しか空いておらず日当りが悪いため、断熱のことをとても心配しています。工務店側ではグラスウールを… [続きを読む]
夜も寝れませんさん (神奈川県/34歳/女性)
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