対象:お金と資産の運用
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税金から考えずに、投資スタンスから考えてみる。
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ブラックロックさんへ
こんにちは。
投資信託の積み立て投資でいい結果が出ておられるようですね。
サブプライムローン問題やリーマンショック、ギリシャ危機といった、投資環境が芳しくない中でよく持続されたと思います。
税率が低いうちに売却することが得かどうかといわれると、悩ましいところがあります。
特定口座:売却益や分配金にかかる税金の率は高くなるが、損失を出した場合に最長3年間損失を繰り越せる。
NISA口座:売却益や分配金には税金がかからないが、損失を出した場合は特定口座の利益と相殺できず、翌年度以降への繰り越しもできない。
売却して次に買い直すまでの価格変動リスクを考えると、ちょっとした値上がり益であれば、得をすることもあれば損をすることもあるといったところで不確実です。
仮に50%上がって売却したとしても、100の元本が税引き後でおよそ145になるか、およそ140になるかの違いです。税率が10%であっても、同じものを買い戻す時に3%強基準価格が上がってしまうと、節税メリットも相殺されてしまいます。(手数料を考慮しない場合)
よって、純粋にリバランスすべきかどうかで売却・投資信託の組み換えを行い、投資信託の評価を見定めて新規投資を行うほうが、かえって迷わないように思われます。
今年売却する理由があるとすれば、例えば、
・今年1年間の値上がり益を異常値ととらえ、リバランスを兼ねて投資待機資金を作っておく。
・投資信託のパフォーマンスがよくない、定性的評価が低い、投資スタンスがブラックロックさんの思いと合わない、といった理由から売却してほかの投資信託に乗り換える。
・ご家族のライフイベント資金を確実に確保しておく。
といったことだと思われます。
新規資金のNISA口座での積み立て投資は、価格変動の点から考えて悪くない方法だと思われます。リバランスのために売却した時に非課税枠を再活用できないのが悩ましいところです。
投資スタンスやお気持ちに合った資産配分がわからないままでお答えするのは心苦しいところではありますが、ご参考になれば幸いです。
上津原マネークリニック
上津原 章
http://www.urban.ne.jp/home/uechan/
評価・お礼
ブラックロック さん
2013/12/29 16:18
大変遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。
優遇期間から考えずにファンドそのものを再検証しリバランスしようと考えております。
投信は長期間で検討しておりますので、今回のご意見を参考にさせていただこうと思います。
ありがとうございました。
回答専門家
- 上津原 章
- ( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
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「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
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現在、投資信託を積立投資とし楽天証券にて毎月3万円購入しております。
複利効果を狙って、できるだけ長期投資で継続しドルコスト平均法によって資産を増やしたいと考え6年前からスタートし、自分… [続きを読む]
ブラックロックさん (大阪府/41歳/男性)
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