対象:住宅資金・住宅ローン
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吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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変動金利のリスク
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はじめまして、ぷったさん。
FP事務所 マネースミスの吉野裕一です。
http://home1.catvmics.ne.jp/~you_y/
今回の住宅ローンの利用は全期間変動金利という事で、将来の不安を考えて元金均等か元利均等かを悩まれていますが、変動金利のリスクを考えた上で考えられた方が良いでしょうね。
実際に元金均等は、返済当初は返済額が多いですが、返済が進むにつれ返済額も減っていき、小さなお子様がおられるご家族でしたら、教育費や生活費の増加とは逆に住宅ローンの返済額が減っていくという利点があったり、総支払利息も元利均等に比べ少なく済む利点があります。
しかし固定金利の時に、このメリットは発揮できます。
変動金利の場合、高金利の時に借入をした場合には、相乗効果が生まれるかもわかりませんが、ここ最近は非常に低い金利の時です。
今後は金利の上昇が予測できますので、返済が徐々に減っていく元金均等の返済をしていても金利が上昇した場合には、返済額が減らない可能性があるほか返済額が上がってしまう可能性もあります。
私のところへの相談者の多くの方も住宅ローン借り入れ時には、繰り上げ返済を考えた返済を考えられていますが、マイホームを購入したことによる生活水準が上がったり、光熱費などの生活費の増加で計画通り繰り上げ返済が出来ない方も多いです。
節約も大切ですが、無理のない返済計画で住宅ローンも固定支出の一部として考えられて、資金に余裕が出来た時に繰り上げ返済をするくらいに考えられておいた方が良いと思います。
これから、お子様の教育費にご夫婦の老後の資金の準備と準備をしておかなくてはならない資金がたくさんあります。
手持ち資金とローンのバランスを考えておかれた方が良いでしょう。
ローン金利の節約ばかりに目が向き、手持ち資金がなくなった場合、何か起こった時に自由が利かなくなり、最悪の場合はマイホームを手放さなくてはならなくなる事も考えられます。
また預金連動の住宅ローンも優れた商品と思われている方も多いですが、実は、その分住宅ローンの金利も高くなっています。
実際には、資金が潤沢にある方や住宅ローンの借り入れが少なくて済む方にはメリットはありますが、一般的に2~3,000万円くらいの借り入れをして、預金が数百万円の方では他銀行のローンを組んだ方が良い場合があります。
評価・お礼
ぷった さん
2010/11/12 11:23
変動で元金均等は危険なのですね。
確かにこれから金利上昇しそうだし・・
お礼が遅くなってすみません。
ご回答ありがとうございました。
吉野 裕一
2010/11/12 12:47
高評価を頂き、ありがとうございます。
住宅ローンは長期に及ぶものです。
住宅を購入される時期は、人生の中でも比較的良い時期だと思います。
今後、その良い時期がずっと続くとは限りませんので、悪い時にも対応が出来るように考えられると良いでしょうね。
遅れましたが、住宅購入をされるのですね。
楽しみが多くなりますね。
今後もより幸せな生活が過ごせるよう計画を立てられると良いですね。
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この回答の相談
会社員34歳、妻、子一人
年収450万、借り入れ2350万、変動金利(0.975%)、35年ローン
上記条件で、元利均等返済で当初年間36万円(8年後から年間60万)を
繰り上げ返済をしていくのと、
元… [続きを読む]
ぷったさん (大阪府/31歳/女性)
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