- 小野田 恵一
- 小野田歯科医院 院長
- 神奈川県
- 歯科医師
対象:一般歯科・歯の治療
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
前回はホームページを利用して入れ歯治療の得意な歯医者を見極める方法について案内しました。しかし、実際に治療を受けてみなければ、その歯医者の善し悪しはわかりませんね。今回は実際に通院した際の、具体的なチェックポイントをご紹介します。
1.入れ歯で痛みがなく快適に食べられるかどうか
入れ歯の不具合の大半は「痛くてかめない」というものです。痛みなく食事ができるというのは本来あたりまえのことですが、治療後も食事の度に痛みを感じるようでしたら、改善されてない可能性があります。
2.入れ歯の悩みや不具合をちゃんと聞いてくれるか。
歯科医師が本人の悩みや不具合をきちんと聞き取り、受診の度に経過をたずねてくれるかどうかも重要です。病院や歯科医院で先生を前にして「本当のことが言えなかった!」なんて経験はありませんか? 治療する歯科医師の立場からしても、症状をしっかりと把握できなければ、的確な治療方針が立てられません。治療技術も重要ですが、実はこうした患者さんとのコミュニケーション技術が治療結果の成否を分けることも多いと思います。
3.原則として入れ歯を入れた時と外した時とでかみ合わせが変わらないこと。歯科医師が意図的に変えているのであれば、その理由をしっかりと説明してくれること
部分入れ歯の場合、入れ歯を外したときと着けた時のかみ合わせが、できる限り同じである方が快適です。技術的な話になりますが、着けた時とかみ合わせが変わると、外した時にかみ合わせを無意識に調整しようとして歯ぎしりをしてしまうのです。この歯ぎしりが不具合の原因になることもあり、入れ歯のかみ合わせ調整は意外とシビアなのです。
ただ、外した状態のかみ合わせが好ましくない場合、入れ歯を着けることによってかみ合わせを調整する治療法もあります。その際はかみ合わせを意図的に変更しているわけですから一時的にかなりの違和感が生じますので、歯科医師からその旨説明がなされるべきだと思います。
以上、いかがでしょうか? これ以外にもチェックポイントはありますので折に触れて紹介していきます。
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