トントントンと七草を切る音 - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:婚活

舘 智彦
舘 智彦
(しあわせ婚ナビゲーター)
舘 智彦
舘 智彦
(しあわせ婚ナビゲーター)
舘 智彦
舘 智彦
(しあわせ婚ナビゲーター)
舘 智彦
(しあわせ婚ナビゲーター)
舘 智彦
(しあわせ婚ナビゲーター)

閲覧数順 2024年04月19日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

トントントンと七草を切る音

- good

  1. 人生・ライフスタイル
  2. 婚活
  3. 婚活全般
講習
昨日の「人日」「七草がゆ」に対して
香港の方からコメントをいただきました


「香港のお正月は2月です2月10日は『人日』です
人の誕生日なので『HAPPY BIRTHDAY』とあいさつをかわします
しかし七草がゆを食べません
文化が違いますね」

ありがとうございます

香港の人たちは「香港人」という誇りと文化をおもちなので

中国の文化とは少し違うのでしょう


元々は日本の文化も中国の影響を多大に受けています

「人日」も同様です

七草がゆも中国の「七種菜羹」に由来します

古く中国では7種の野菜を入れた羹(とろみをつけた吸い物)を

人日に食すると病気をしないという言い伝えがあったそうです

それが日本に伝わり七草がゆとなったと思われます



七草粥を作る時は

まな板の上で 「七草なずな唐土の鳥が 七草なずな唐土の鳥が」

と唱えながらトントントンと包丁を動かすと

リズムもよく気が上がってきます

「唐土の鳥」は中国の鳥です

中国から渡り鳥が渡ってくると 作物に害がおよぶ

その害で健康を損ねないうちに 七草がゆ七草がゆ 

と言う意味のようです 

昔から鳥インフルエンザのような病気があったのかもしれませんね


最近ではこのような唱えはしなくなりましたが

唱えてみて下さい

実に包丁運びがよくなり 軽快に支度ができます




ある新聞の調査によると 

昭和50年前半くらいには全国で このような唱え歌が唱えられていたそうです

地域によって多少言い回しがちがうので

いつか研究したいと思っていますが

早くしないと 消え去ってしまうかもしれません


「十日夜」の唱えもいろいろでしたよね(11月のブログ参照)


カボチャを炊くのも 柚湯を用意するのも

この七草粥も・・・・

日本の行事は室礼と食事がセットです

これはすべて家族への愛情の証です

「家族のみんなが 病気をしないように」
この「祈り」
が込められています




今日から本格的な仕事初め  学校も始まります

そんな時期に 無病息災を祈って炊き上げる「七草がゆ」

大事にしたい風習です


さて 私もそろそろ

昨夜刻んだ七草をお鍋に入れましょうか

「七草なずな 唐土の鳥が 七草なずな・・・・



 人日の室礼

このコラムに類似したコラム

お見合いのブログ 舘 智彦 - しあわせ婚ナビゲーター(2019/08/14 08:58)

年中行事「ことはじめ」 大掃除 橘 凛保 - マナー講師(2013/12/13 03:26)

二十四節気「大雪」 橘 凛保 - マナー講師(2013/12/07 07:57)

ログインできなかったこの数日・・・><;; 橘 凛保 - マナー講師(2013/12/04 15:57)