投資銘柄情報2012/12/06号

●戸田工業（４１００）
本日終値４０２円（＋１６円）。酸化鉄、トナー原料、電子部材が主力。先月２８日にレアアースを使わない磁石材料の量産化を発表。これが刺激材料となり、株価は当面の安値圏より急騰、１２月５日には高値４３４円を付けるに至っている。今回の株価上昇に伴い信用取組が売り買い共に急増となった模様で、現ディスクロでは買い残４９０万株、売り残３９６万株で貸借倍率１．２４倍の好需給に。これよりはこの需給面が株価上昇の最大要因と考えられる状況。サポートラインになると想定される５日移動平均線推移を考慮して対応したい局面である。

●日本ヒューム（５２６２）
本日終値４２０円（＋６円）。下水道向けヒューム管首位。２０１３年３月期業績は当期利益で前期比７８．５％増となる見通し。株価は９月６日安値３２１円を底に緩やかな上昇波動が出現。今１０月後半よりは４００円～４２０円のレンジで横這いとなっているが、本日の上昇を受け、これより上昇新波動入りとなる可能性が出てきている。更に昨年高値４１９円を抜けた事で、中期トレンド的にも新波動入りの様相である。上昇新波動入りとなれば、現ディスクロで抱えている約１２０万株の信用買い玉に回転が効き出す事で、需給面も好転傾向に。

●アイフル（８５１５）
本日終値３８９円（＋２５円）。大手消費者金融の一角。本質的好材料がディスクロされた形跡は見当たらないが、今１０月より株価には上昇波動が出現となり、１１月２７日には高値３９５円を示現。この株価上昇を受け信用取組は売り買い共に急増となってきており、現ディスクロでは買い残４１７５万株、売り残２７４２万株で貸借倍率１．５２倍の好需給。現水準においては当然に買い方に分あり。株価が当面の高値圏にて揉み合いとなっている事で、短期日柄調整を経て一段高の波動出現が期待されるところ。高値３９５円を抜ければ、当面チャートは青天井入り。

●ビットアイル（３８１１）
本日終値８２５円（＋１０円）。 都市型データセンター運営。株価は１０月１日高値８３８円を付けた後、軟調な展開となっているが、ここに至って鍋底型出直りの様相となっている。高値８３８円を抜ければ短期トレンドは上昇新波動入りであり、チャート面からは今４月高値９７７円まで株価上値追いに伴う大きなフシが見当たらない状況。現ディスクロで約６０万株の信用買い残を抱えているが、高値８３８円を抜けてくれば、その買い玉に回転が効き出す事で需給面は好転。なお２０１３年７月期第１四半期業績は当期利益２３．８％増となった模様。

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