明確な決定はしない～モラルハラスメント

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モラルハラスメント被害　
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士　
東京よつ葉法務オフィス
モラハラ行政書士のちえぼぅです

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モラハラ夫の行動パターンの特徴の一つに、

明確な決定や意思表示はしない、

というものが有ります。

例えば、

妻の両親や親族との付き合いを面白く思って

いない時、

それでもモラハラ夫は明確に妻に対し

「お前の両親と会うことは許さない」

とは言いません。

けれど、妻が両親や兄弟親戚と食事などして

帰ってくると

「こんなに遅くまで食事に付き合わせるなんて、

君の両親は娘を嫁に出した自覚が足りない。」

等と非難したり、

夫婦揃って妻の実家に遊びに行ったとしても、

モラハラ夫一人だけ会話に入らなかったり

あからさまに時間を気にしたり

「早く帰りたい」

という態度を表し、

結局妻も楽しめないまま実家を後にする事も

あります。

妻が友人と出掛ける時も同様です。

口では

「良いよ」

と言っておきながら、

妻が友人と会っていると分っていて何度も携帯に

電話をしたり、

妻が帰宅すると非常に不機嫌な空気を撒き散らし、

妻を睨みつけ、無視し、

妻に対し、

まるで友人と会った事が悪い事だったかの様に

あてつけます。

妻の友人の事を

「あんな下らない人間と一緒にいて楽しいなんて、

お前もどうかしてるな。」

等と侮辱したりもします。

けれど、それでも、

モラハラ夫は明確に

「（妻の）親族の集まりに行くな。」

とか

「友人と会うことは許さない。」

等とは言いません。

親族と会ったり友人と交流して帰宅した後の

異様な不機嫌さを考慮したり、

結局夫が気になって心から楽しめない事により、

妻の方から自主的に

「会うのは止めるわ」

「行くのは止めるわ」

と言わせます。

後になって妻がモラハラ夫に

「あなたは私が友人と会う自由すら奪ったじゃない」

等と言っても、

「僕は君に、友達に会うななんて一度も言っていない」

「君が自分の意思で両親に会わなくなっただけだろう」

と反論します。

確かに表面上のやり取りだけを見ていると

その通りです。

けれど、

モラハラ夫と被害者妻の「支配-被支配」の

関係性の中には、

言葉によるもの以外の禁止、タブーが

ふんだんに盛り込まれているのです。

言葉によらない支配の結果、妻が自由意志で

行動できなくなった時に、

「言葉では禁止した事は無い」

という単なる一事実だけをもって事態を判断する事に

何の意味があるでしょうか。

結婚したことによって、

常識の範囲内の交友関係や外出すら

ままならなくなるなんて、

誰が想像するでしょうか。

被害者妻の方の戸惑いや、モラハラ夫の言動に

振り回される疲労感を察するたびに、

本当に気の毒になってきます。

今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。

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