- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
独学・・・自分一人で理解し進めていく勉強方法
この独学を指導する専門家として活動していますが、
こんな疑問をいただきました。
「自分一人でする勉強を身につけるには、そこに至までも自分自身でやらないといけないのではないか」
独学を誰かに教わる
という矛盾ということだと思います。
これはごもっともな意見で、今までの教育では
「独学できる人は最初からできる。できない人はできない」
という常識があるからだと思います。
私は独学をしてきた人間であり、今現在も独学をしている人間です。
一方、私が独学指導をするまでに大学生時代から教えてきた生徒は、独学できない生徒です。
つまり、独学ができる側、独学ができない側の両方の立場で考えることができたわけです。
そこで感じたのは
「独学できない」人たちは、独学ができる人たちの言動、技術、思考を
全く知らない
全く選択肢にない
ということなんです。
知っているけどできない・・・というよりも、そもそも知らない。
だから、知ろうともしない。
最終的には「あの人とは生まれつき違うから」という遺伝子レベルの解釈をして終わっています。
一方、独学ができる人たちが、できない人に教えればいいじゃないか?
と誰かが考えそうなのですが、実はここにもズレがあり
独学できる人は、独学できない人も自分と同じ感覚、思考を持っていると思っているのです。
よく、独学ができる生徒に「今の○○ちゃんの考え方は、独学できない人は持っていないんだよ」
と言うと「え?そうなの??なんで、ないの?」と返ってきます。
だから、お互いに相容れないままになってしまい
独学できる人
と
独学できない人
に分かれてしまい【独学できるようになっている人】がいないままなのです。
独学できる人たちは、誰かに教わることなく
どこかで試行錯誤しながら独学できる言動、技術、思考を身につけてきたことでしょう。
これは素晴らしいことだと思います。純正の独学者と言えるのではないでしょうか。
その言動、技術、思考を教えることで、独学できない人を独学できる人へ変えていくことが
私の指導なら可能です。純正の独学者・・・とは言えないかもしれませんが、独学者です。
よく聞く「勉強方法を教えます」と違う点は、勉強方法はあくまでも技術論です。
そこで終わるのではなく
考え方、発想まで指導していく点にあります。
その考え方や発想を単元ごとに細分化し、教科書を作成。
そこでの学科指導に加えて、技術面は実技指導を行います。
今書いていて思ったのは、車の教習所に似ていますね。
(もちろん、車は免許を取らないと運転できませんが)
その生徒が、独学を習った後、一人で何歳になっても勉強ができるようにする。
それが独学指導のゴール地点だと思います。
この独学指導を普及させて
・検定試験
や
・免許制度
も実施できたらと考えています。
独学3級 とか 独学指導免許 とか 独学黒帯
のように、日本全国の学生の独学度合いを示すものができれば
大学、企業側にとっては非常に良い指標になると思います。
※この検定、免許制度を自社だけで運営はできないので運営できる会社と提携する予定です。興味のある企業の方は、ご連絡ください。
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