ヨーロッパと北・中南米の株価推移2012年3月～10月

本日は、ヨーロッパと米州の株価の推移を紹介します。

下図はヨーロッパの3大通貨国の株式指数の推移です。
ユーロを代表するフランクフルト市場のDAX(黄色)、世界で最も強い通貨とされるスイスフランの国スイスの株価指数、そして、ポンドの国英国の株価指数です。期間は3月5日から10月31日の約8ヶ月分です。



スタートから、3市場の中でスイスは常に他を上回り、6月の底値から1ヶ月の7月初旬に回復し、その後は順調に伸長しています。次にマイナスから抜け出したのはドイツを代表する指数DAXで、8月に入り3月のレベルを回復しています。英国のFTSE指数はの進展ははかばかしく有りません、まだ、3月のレベルを回復していません。

下図はユーロ圏の経済規模1位ドイツのDAX(黄色)、2位フランスのCAC40(ワイン色)、3位のイタリアのFTSE MIB(ブルー)の推移で、期間は3月5日～10月31日です。



ドイツのDAXは8月に3月のレベルを回復後、上昇していますが、フランスはなかなか3月レベルを抜けず、イタリアはいまだにマイナス圏を低迷しています。

次はニューヨークダウ(ワイン色)とナスダック100指数(ブルー)とTOPIX(黄色)を比較したものです。期間は2011年11月～2012年10月31日の1年間です。



今年の4月に高値になった後揃って下落しましたが、米国市場は6月には回復トレンドに入り現在も上昇トレンドです。東証は狭い範囲で上昇・下降を繰り返しています。

下図は、米国以外の、カナダトロント市場(ワイン色)、メキシコIPC(黄色)とブラジルの゛ぺスパ指数の推移です。期間は本年2月29日から10月31日の推移です。



一見してわかる通り、メキシコとブラジルの違いです。メキシコは、5月末から下がった後6月には回復し、上昇トレンドに転換しています。ブラジルは下降後横ばいの動きです。

昨日と今日、各国の株価指数の推移を紹介しました。上昇トレンドの国、下降したレベルから回復しない国等様々です。常にこの動向を事前に予測することは困難です。従って分散投資の重要性が解ります。

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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者　(東京)第188140号
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吉 野　充 巨
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