- 松下 雅憲
- 株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
- 東京都
- 店長育成・販売促進ナビゲーター
対象:人材育成
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勝つための目標を決め、勝つための戦略を立てました。
「どこの(どれの)」「誰を」「いつ」攻めるのかも決めました。
さあ、次は、「どうやって」攻めるのか?です。
この、「どうやって」を適当に選んではいけません。
人によっては、「これをしよう」と言う風に、戦術から入る人もいます。
「よし、売上を伸ばすために、駅前でクーポンを配ろう!」なんてね。
この入り方ではだめなのです。
また、会社によっては、親切に「この方法でやりなさい」と具体的な戦術を推奨してくれる場合もあります。
限定商品、定番商品のディスカウント、販促用クーポン、接客マニュアルや接客コンテストなどなど。
チェーン店ならば必ずこのような「戦術」を提供してくれます。
まあ「提供」と言うよりは、「指示命令」ですね。
もちろん、会社の戦術ですから、当たり前です(笑)
ですが、これも、単にそのまま「指示された戦術」を使うだけでは使いこなせません。
さて、「戦略」を理解している人は、この「戦術」を、自分の立てた「戦略」にうまくリンクさせて使いこなしています。
逆に、成果を上げられない人は、提供・推奨された「戦術」が持つ「戦略」や「目的」を理解しないで取り組む人が多いのです。
個人商店は勿論ですが、たとえ会社でも、こう言う戦術を用意してくれない環境の店長もいると思います。
こう言う場合でも同じ事です。
自分で考えて、戦術を用意する場合、過去の経験や業界雑誌を見たり、販促ツールの営業マンのお薦めにそのまま乗ったりしていては、勝てないのです。
「戦術」から入ってはいけません!
では、成果を上げられる人は、どうやって、この戦術を、自分の立てた戦略とリンクして有効活用しているのでしょうか?
ポイントは「現在地を知る」時に使った、「分解」です。
この「分解」によって、「強みを活かしてチャンスを獲得する」ための「集中ポイントを探す」のです。
販売促進の戦術ならば、
「時間」「場所」「客層」「商品」「購入点数」「接客トーク」「陳列」「POP」などなど・・・
いつ、どこで、何を、誰に、お勧めするのか?それは、自分のどの強みを活かすのか?
単純に「売る」事だけを考えているだけでは、戦術の効果を最大限には生かせません。
細かく分解するから、効果が出ているポイントと、出ていないポイントが解るのです。
サービス力向上の戦術ならば、
何曜日の、何時に、シフトインしている、誰の、どのポイントを、どう言う方法で伸ばすのか?
単純にサービス力を向上させる、では具体的ではありません。
細かく分解するから、出来ている所と、まだ出来ていない所が解るのです。
こういう風に作戦は、細かく、細かく分解して、リストアップをしていきましょう。
そして、それをスケジュールに落とし込むのです。
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