離婚問題に発展する理由は、「結婚した理由」に問題がある

夫婦問題カウンセラー　高草木　陽光（たかくさぎ　はるみ）です。

離婚したいと思っている人にも

修復したいと思っている人にも

「あなたが結婚を決めた理由は何ですか？」とお聞きすることがあります。

それは、現在悩みを抱えているご相談者様に

夫（妻）と結婚する前の気持ちや

新婚時代の新たな決意

希望に満ちた新鮮な気持ちがあったのだということを

少しでも思い返していただきたいからです。

私が　この仕事を始める前までは

結婚を決めた理由というのは

「この人を一生守りたいと思ったから」とか

「思いやりのある人だったから」とか

そんな言葉が返ってくるのが当たり前だと思っていました。

しかし　現実は違いました。

得に　２０代　３０代前半の人に多いのは

「子供が出来たから・・・」という結婚理由です。

その理由が悪いわけではないのですが

その他の理由も絶対にあるはずだと思い

私は何とか　それだけではない違った理由を導き出そうと思って

色々とお聞きしてみるのですが

返ってくる答えは

「子供が出来たから。ただ、それだけですが・・・」というもの。

「例えば、好きとか、彼（彼女）を大事にしようとかは思わなかったの？」

と質問すれば

「まぁ、嫌いじゃなかったのかも知れないけど、好きだったかは分からない」

というような言葉が返ってくることが多いのです。

ある意味　私にとってみたら　

ご相談者様が　正直に自分の気持ちをお話してくれるってことは

とっても有難いことです。

ウソの気持ちや、綺麗に作った話しは

何の解決にもなりませんから。

でも

結婚の理由が「子供が出来たから」だけの理由というのは

あまりにも悲しい・・・というか、簡単とうか・・・

上手く表現出来ませんが・・・

相手の事は　もちろんのこと

自分自身のことも子供のことも大事に思っていないような気がしてしまうのです。

「子供が出来た」ということを　もう少し重く　深い問題として考えて欲しいと思います。

子供が出来たとをきっかけに結婚し

幸せな家庭生活を送っている方は沢山いらっしゃいます。

そんな方達は、独身の時から「お互いをいたわる心」を持ち

素直に夫（妻）を今も昔も変わらず「愛している」からでしょう。

そんな２人なら　結婚が先か　子供が先かなんて　大した問題ではないのかも知れません。

問題なのは　相手を思いやる気持ちが持てないでいた２人の場合。

お互い　親になる意識も　責任感も持てないまま

妊娠したことだけをきっかけに結婚してしまう。

そして　妻は子育てに集中し

夫は　父親という自覚がないせいで

独身時代と変わらない生活態度・・・

若年離婚の多くが

結婚の理由が「子供が出来たので（仕方なく・・・）」という人や

曖昧な理由で結婚した人です。

あなたが　夫（妻）と結婚した理由は何ですか？

きっと　なにか良いところがあるからでしょ？

もう一度　長所を見つけてみませんか？