- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
独学指導をしていると、生徒1人1人の「勉強の素」が全て出てきます。
勉強中の様子だけではなく、勉強に関わるすべての様子が見られるようなシステムにしてあるからこそ可能なわけです。
これが授業を聞いて終わり。個別指導で仲良く過ごして終わりの塾では見えてこない部分です。
ですから、成績や点数、真面目さも関係なく、1人1人の差になる要素がたくさん見つかります。
そのなかで、差になる1つに
「答え(ワークについている解答の冊子)」
に対する考え方があります。
勉強の様子を見ていると
ワークや問題を解くこと=勉強
だという考えの生徒がたくさんいます。
そういった生徒は、ワークを解いて・・・そのまま終わろうとします。たまに丸つけをしていないワークを見たことがある保護者の方、講師も多いと思います。
「〇つけをして、間違えたところをフムフムして・・・」そここそ勉強なのですが、この考え方を最初から持っている生徒はわずかです。つまり一般の小学生・中学生は皆さん同じだと思います。
なので、答えを持参しなかったり、答えを持っていない問題・ワークを解いて「先生、やりました」と持ってきてしまう・・・これは大きな間違いです。
1人で勉強するときは、
必ず「答え」のあるものを
勉強してください。
そうしないと、わからない問題に出会っても、周りに教えてくれる人がいませんから、できません。勉強になりません。
今までできていた問題だけが、できる。
それで終わりです。
なかには、「じゃぁ、先生のいるときに解いて、先生に全部〇つけしてもらえばいい」と考える生徒もいます。それも間違いです。
授業時間は無限ではありません。そもそも、〇つけや直しも勉強だという考えがない生徒の発言です。
しかし、学校では
「答えを渡すと、答えを写してしまう」という事実もあって、答えをもらえないという葛藤も起きています。
実際に答えを写して終わる生徒が0になればいいのでしょうけどね・・・
せめて、答えのあるものについては答えから学んでください。
「答えは立派な参考書であり、先生である」
これは私が勝手に考えた言葉ですが、小中高の勉強の一番の基本だと思います。
そして、この基本を100%体現する生徒は、塾や先生にも依存せず、自分で問題を解決していく生徒に育っていくと思います。
誰かに聞けば、時間も苦労も、答えで学ぶよりは格段に楽です。しかし、その楽は依存につながります。
今できる最大限、答えと向き合った
・・・それでもムリ!
・・・そんなときの質問は表情や言い方でわかるものです。しっかりと向き合ったものなら、質問や原因にアドバイスをして、次につながるようにしています。
人生には答えがない
・・・そんなことのほうが多いです。
でも、
答えではなくヒントやデータ、情報などは豊富な時代です。
そうした【答えに近づくもの】で学びながら、答えのないものと向き合っていく・・・その練習だと思います。
小中高の勉強では、答えがありますから、これからの社会に比べたら遙かに楽です。
そこができない学生に、答えのない問題への解決は期待できませんよね。
会社や企業で注目され、現在では学校教育でも注目される【問題解決能力の育成】
それは、普段の勉強にしっかりとその基礎が含まれています。
独学指導とは、基本的なこと・あたりまえのことを今まで経験していない方法で学んでもらっている
・・・ただ、それだけです。
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