- 三竹 忍
- M設計工房 主催
- 建築家
対象:住宅設計・構造
最近では、2世帯、3世帯住宅で暮らす家族が増えてきています。
多世帯で暮らすには、メリットデ、メリットがありますが、それは次回に。
では、「間違いのない、2世帯、3世帯で暮らす家づくり」のポイント8つほど
1.距離感
一番重要に感じていることではないでしょうか。
それぞれの家族の距離感を、理解することが大切です。
気配が適度に感じられる距離が良いかもしれません。
2.共有の場所
必ず、1箇所は共有する場所や時間をつくることが重要です。
リビングが多いですが、サンルームや中庭、共通の趣味など、第2のリビング的な場所もいいでしょう。
3.配慮
夫の親と暮らすか、妻の親と暮らすか、血縁関係のない人への配慮を十分に対応しましょう。
4.尊重
各世帯のライフスタイルを尊重し、お互いが暮らしやすい計画を検討することが大切です。
5.玄関、キッチン、浴室、洗濯場を世帯別に分けるかどうか
食事の時間帯や、家族構成など、十分に検討する必要があります。
6.将来をみすえた計画
将来、家族構成の変化やライフスタイルに対応できるように考えておくことも大切です。
7.省エネの観点
共有部分を多くすると、家族が一緒にいる時間が多くなり、
冷暖房や光熱エネルギーの省エネになります。
それぞれのライフスタイルとのバランスを考える必要があります。
8.ルールづくり
災害時の事や夜遅くの事など、ルールをつくっておくと良いです。
ルールに縛られてしまわないように、ゆる~いルールにしましょう。
それぞれの世帯が一緒に暮らすのは大変なことであることを、理解することが大切です。
そこから、話し合い、お互いを尊重しながら、楽しく暮らす家づくりをされると良いでしょう。
M設計工房 三竹忍
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