役に立つ帳簿～将来型はこうする（１９）

こんにちは。

将来型会計事務所ＬＢＡの岸井です。

事業者であれば必ず会計帳簿を付けていると思います。

今回の「将来型はこうする」シリーズでいいたいことは、「役に立つ帳簿」を作りましょう、ということです。

何のために帳簿をつけていますか？

そんなこと、考えたこともないかもしれませんが、ほとんどの中小・零細の事業者は「税務申告のため」という回答でしょう。

年に1回、法人であれば決算日から2カ月以内、個人であれば毎年3月15日までに申告をしています。申告書に添付したり根拠資料にするために帳簿をつけているのです。

つまり、義務。めんどくさいけど、やらないと怒られるから嫌々やっていることが多いのです。

皆さんはどうですか？

会計は事業を映す鏡

会計は事業を映す鏡と言われます。

事業で起こったことを数値化して記録し表示することができるので、出来あがった試算表や決算書はみなさんの事業そのものです。

鏡はできればきれいに磨いておきたいもの。

曇った内視鏡ではお腹の中の腫瘍が見えにくいのと同じで、事業の本当の姿がみえません。

役に立つ帳簿とは

役に立つ帳簿は以下のことができるようになります。

・異変の兆候に早く気付くことが出来る

・調子の善し悪しとその箇所がわかる

・決算作業が楽になる

役に立つ帳簿をつくるヒント

ではどうやって作れば良いか、いくつか例を挙げます。

部門別に入力する

全部まとめて入力しているとどのサービスが儲かっているのか、テコ入れしないといけないのか、数字として理解することができません。後から数字を拾い出すのは大変な作業です。あらかじめ分けて入力しておくことで、いつでもすぐにその情報が取り出せるようになります。

債権者ごとに補助科目で管理する

事業にとって、モノやサービスは売ったら終わりではありません。それこそ回収してナンボです。誰から回収していないか、いつ回収したのかは販売行為の最後にして最大の課題です。大きな事業者ですと、債権管理だけを取り出して別途システムを組んでいるのですが、中小までの規模ですと、いつもの帳簿内で十分管理できます。売掛金の中に補助科目を作って入力していけばいつでもすぐにその情報が取り出せるようになります。

債務者ごとに補助科目で管理する

逆に支払う方のことです。通常の仕入ももちろんですが、源泉税や社会保険など、従業員からの預り金はそれぞれの補助科目をつくることで一目で管理が出来るようになります。

面倒なんじゃないの？という方へ

上記の例を見ていただくと、どうしても「手間がかかるから・・・」と思う方が多いと思います。

確かに一昔前は大変な手間でした。

まずメインの帳簿に記入して、今度は部門別の帳簿に転記して、さらに得意先別の帳簿に転記して・・・作業が3倍にも4倍にもなっていました。

最近は市販の会計ソフトでこの作業が簡単に出来てしまいます。高価なシステムを入れる必要もありません。

ひとつ入力する時に一緒にタグを選択するだけで必要な項目に集計されます。

会計の入力を外注している方は外注先に依頼してみてください。「え～、手間かかるからやだ～」という外注先は、会計が事業を映す鏡だということを理解していません。そんなところに財布の中身を見せるのはやめましょう。

いずれにしても作成しなければいけない帳簿です。どうせなら役に立つ帳簿にしないと本当にもったいないですよ！

★将来型会計事務所ＬＢＡ★

会計基盤と人財基盤で事業の将来を造ります
～選ばれている理由８～
・節税に強い税理士と相続対策に強い税理士と企業会計に強い公認会計士がやっています
・税務調査の対応も万全！事業を全力で守ります
・年間1,000件以上の税金相談、経営相談に答えています
・経理体制の構築方法もアドバイスできます
・後継者の方への育成プログラムがあります
・税理士or会計士が定期的に面談します
・2名担当制
・初回相談無料です 

お問い合せは　info@lba.jp
お電話は　03-6272-6771まで

★趣発見プロジェクト「異種×異趣」★

私から見て異業種の方とWeb上で文通するというサイト。

異種同士が語り合うから異なった趣（異趣）が生まれます！
現在、シニアワインエキスパートの入村匡哉さんとの異種異趣と
イメージコンサルタントの有馬菜々子さんとの異種異趣が同時進行中！

ぜひ見に来て下さい！ 
http://www.isyuisyu.lba.jp

FBページもあります！「いいね！」をお願いします！！！
http://www.facebook.com/omomuki.hakken