- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
学校でもらう宿題や課題で、たまに「答えがない」「解説がない(答えしか書いてない)」「答えは休み明けにもらえる」ということがあります。
これは学校だけでなく、解説のないワーク、プリント類は塾や書店のものでも見かけます。
特に多いのが「過去問」ですね。
ここで、勉強しているお子様、勉強させたい保護者の方は1つ大事なことを覚えてください。
それは
答えがない、解説がない問題を
いくら解いても勉【強】にはならない
ということです。
当たり前のことですが、
勉強をして【強くなる】メカニズムは
知識や法則を確認する
→問題を解く
→正解ならOK つまり習得した
→不正解なら、そこから学び直し、次回以降、正解にすることで習得を目指す
というものです
では、そこに「答えがない」「解説がない」とどうなるか・・・
知識や法則を確認する
→問題を解く
→(答えがないと)正解かどうかわからない
→できたかわからない
→(解説がないと)不正解の原因がわからない
→できるようにならないまま終わるしかない
だから、勉【強】をしたいときには、答えがあって、解説がきちんとしたものを選んでください。
じゃぁ、答えがない、解説がないものは、無駄か・・・というと、それは違います。
<学校の場合>
・解説がなくても大丈夫だと学校が判断したのかもしれません。その場合、授業で使ったプリントなどを見たらできるのでは?確認してみましょう。
・答えを丸写しされたくないからかもしれません。この場合、あまり難しくない問題であることが多いので、調べて答えあわせをしてみてください。
<その他、過去問などの場合>
・実力を試す勉強と考えてください。そうすれば活用できます。
例えば、過去問の場合、時間を計ってテストをし、答えしか載っていなくても○×はつけられます。
その後、まちがえた問題と似た形式の問題を自分のワークなどで探して勉強してください。
そのまちがえた問題を「使って」勉強はできませんが、その問題を「キッカケ」に勉強することはできますよね!?
夏休み、冬休み、受験勉強など、自分ひとりで勉強していく際には、ぜひ気をつけてください。
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