- 松山 淳
- アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
仕事の自律性
仕事に、
【自律性】
があると、人はモチベーションが高まるという話をしています。
この考え方は米国の学者から提出されたもので、
「Autonomy」
が大事だと言っています。
「Autonomy」を訳すと【自律性】となりますが、
「Autonomy」は辞書によっては【自立性】とも訳されています。
ですので、日本の著書では、学者によって違い、
【自律性】【自立性】双方の言葉が出てきます。
似たいますが、微妙に違います。
【自律性】:他からの支配・制約などを受けずに、
自分自身で立てた規範に従って行動すること。
【自立性】:スル他への従属から離れて独り立ちすること。
他からの支配や助力を受けずに、存在すること。
こうして並べてみると、
「他からの支配を受けない」
というエッセンスが共通しているようです。
モチベーションの基本は人間の欲求を満たすことです。
「自己選択・自己決定の欲求」
は、仕事をする上で非常に重要なコンセプトです。
何をするにしても上司の意見を聞かなければならない、
どんな仕事を進めるにあたっても上司の決裁が必要である
もし、上司に判断を仰ぐことなくして仕事を進めると
後からネチネチ言われる。
部下の意思が上司に強く支配されていると
部下のモチベーションは下がっていきます。
もちろん、何か相談しても
「任せるから、適当にやっておいてよ」
と、何でもかんでも部下に任せてしまうのは問題で、
これまた「放任主義」という批判の言葉を向けられてしまいます。
ただ、
「社員の自立」
を目標としている企業も多いものです。
そうであれば、意思決定権の度合いがどうなっているのかは
つねに注意を払うべき経営課題です。
社員のモチベーションは、経営の根幹に関わる課題。
社員の【自律性】と【自立性】がどんな状況か?
常に意識していて損はないと思います。
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