- 松山 淳
- アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
仕事の自律性
「権限の委譲」
という言葉あります。
「上司は自分で仕事をしてしまわないで
部下へ仕事をできるだけ任せる」
「意思決定のスピードを高めるために
決裁権を部下へ委ねる」
たいたい、そんな話題になった時に使われる言葉です。
上司は「権限」を持ちます。
最大の「権限」は「人事権」と「決裁権」ではないでしょうか。
「人事権」はここではおいておきまして、
「決裁権」に焦点をあわせます。
部下のA君がある仕事を進めたいと思っているけれど
課長や部長の了承がないと進められません。
課長や部長には、A君が仕事を進めて良いか否かを「決裁」する
「権限」があります。
「決裁」とは会社に勤めるようになって、
私も初めて知った言葉ですが、辞書にはこうあります。
スル権限を持っている上位者が、
部下の提出した案の可否を決めること。*1
つまりA君の意思決定権は上司にあってA君にはありません。
この「権限」なくして上司の仕事は成立しませんが、
この「権限」が時に、
部下のモチベーションをダウンさせる要素にもなります。
なぜならば、人間には
「自己選択・自己決定の欲求」
があるからです。
「自分ですることは、自分で選び、
その選んだことをするかしないかは
自分で決定したい」
という根源的な欲求が人にはあるのです。
ですので・・・仕事に
【自律性】
があると、人はモチベーションが高まるのです。
つづく・・・
EARTHSHIP CONSULTING
*1『大辞泉』