資格試験のプレッシャーに勝つ方法 - コラム - 専門家プロファイル

芦川 京之助
横浜リーガルハート司法書士事務所 司法書士
神奈川県
司法書士

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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資格試験のプレッシャーに勝つ方法

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司法書士の芦川京之助でございます。

私が司法書士試験に合格してから、彼是27年経ちます。
その当時の試験問題も難しいものでしたが、今では試験問題はだいぶ変わっているようです。
難しさも相変わらずのようです。
特に、1年に1回しか試験が行われないため、受験生のプレッシャーは相当なものだと思います。
折角、資格試験の合格を目指して、一生懸命、勉強しているのですから、是が非でも合格したい気持ちはよくわかります。

ところが、一生懸命、勉強しているのに、あと一歩のところで挫折してしまっている受験生も多いと聞いています。
そういう受験生の中には、勉強方法の問題もあるでしょう。これは、資格試験の受験校がたくさんありますので、勉強方法がわからない、という言い訳にはならないと思います。

さらに、通常の模擬試験では、良い成績を取れるのに、本試験で良い点が取れなくて、不合格となってしまう受験生も多いと聞きます。
受験校では、勉強方法、受験テクニックを教えても、それ以外の精神的な面でフォローしている受験校があるのか、疑問とするところです。

この試験に臨む精神性、精神力の強さが大切だと思います。
例えば、何年も試験を受験しているけれど、本試験のプレッシャーや家族からのプレッシャーに耐えられず、不合格となってしまう例。
とても、残念なことです。

そこで、資格試験のプレッシャーに勝つ方法を私なりに考えました。

プレッシャーに勝つ方法

試験でもなんでもそうです。
極限のプレッシャーまたは緊張状態というものに勝てないと、いざ、というときに自滅します。
これは、大昔の戦でも、現代の企業競争でも、同じです。

試験を戦と思ってください。
戦では、当然のことながら敵と命をかけて戦うので、極度の緊張状態ですね。
敵に相対したときに勝つ方法は、自分の五感、六感すべての神経を使います。
これを、神経を集中する、と言ったりします。
戦の場合は、通常の訓練の時よりも、極度に神経を集中します。
集中しないと、負けて殺されます。

試験でも同じです。
勉強しているときは、普通、極度の緊張状態(極度に神経を集中)で勉強しません。
神経を集中するのは、模擬試験の時ぐらいです。
実際の試験では、より極度に神経を集中させなければなりません。

プレッシャーに勝つトレーニング方法

では、どのように、トレーニングしたらよいでしょうか。

実際の試験を想定して(そのつもりで)模擬試験を受けることです。(自分には後がない状態だと思うこと)
普段の勉強でも、自分には後がない状態で、勉強してみます。

具体的な方法は、
50分勉強したら10分休んで(インターバル)を繰り返します。
50分間は神経を最大限に集中して勉強します。
これを繰り返す回数は、段々増やせばよいと思います。最初から何回も繰り返すことはできないと思いますので。

そこで、普段の勉強方法は、上記の方法ですが、後がない状態を自分で作ります。

戦でもよくありますが、川を背にして敵とたたかうとき(背水の陣)は、勝てる可能性が高くなります。
後退したら、川にはまって溺れ、負けることがわかっているからです。
ですから必死に戦います。

これと同じです。

家族から、そんなに何年も勉強して、難しい試験なら就職した方がいいんじゃないの、と言われている場合は、次のように、ご家族に宣言してください。
来年、合格できなかったら、この家を出ていきます、と宣言します。
誓約書をご家族に渡します。

家族からそう言われない場合は、自分自身に宣言します。
これが最後の試験だと、自分自身に誓約書を書きます。

結果は考えないことです。
戦でも、勝負でもそうですが、実際、戦う人は結果を考えて戦っているわけではありません。
必死に、神経を集中して、全力で戦っています。(オリンピック選手もそうですよね。)

うまくいかなかったらどうしよう。
武士が、こんなことを考えて戦っていたと思いますか。
もし、こんなことを考えて戦っている武士がいたとしたら、実に情けないですよね。

社会人として働いている場合も、戦のような場面もあります。
仕事でなくて、普段の生活でも、極度の緊張状態、危機的状況はあります。

資格試験合格の目的は

さて、ここで、そもそものことについて考えてみましょう。

なぜ、資格試験合格を目指しているのですか。
合格して、なにかやりたいことがあるのですか。
将来、自分が何をしたいのか、しているのか描いていますか。
合格後の目的はなんですか。

まさか、とりあえず資格試験に合格して、ほっとしてからよく考えてみます、ではないでしょうね。
目的や目標がありますよね。

もし万が一ないとしたら、勉強はしばらくしないで、将来の目的や目標をしっかり確立した方がよいでしょう。


諦めない強い心

決して諦めない。粘って粘って食いつくことです。

人を幸せにするには、自分が幸せになるには

人生の歩き方100箇条(幸せになるための方程式)にも書いてありますが、
28 幸せになるためにやることはたくさんある → このことに気づけば、幸せの扉を開けることができる
ということです。

試験勉強・合格は、やりたいことの1%ぐらいです。
ほかにも、やりたいこと、やらなければいけないこと、知らなければいけないことがたくさんあります。

今、受験生がやっていることは、その1%のことだと思ってください。

最終目標は、世のため人の幸せのため、そして自分や(将来の)家族の幸せのためにあるのではないでしょうか。


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