- 根本 雅子
- L.C.L. 根本 雅子
- 経営コンサルタント
対象:コーチング
先日、バスの中の階段で、2階から下に転げ落ちてしまい、右手の小指にひびが入ってしまいました。
考え事をしていたら、「次のバス停には止まりません。」という バスのアナウンス。ロンドンではよくあることで、特にオリンピックで、道の至るところで工事をしているので、驚きはないアナウンスだけれど、その『次のバス停』で降りようとしていた私は、慌てながら、降りようとしました。
2階にいた私は、階段に向かいました。ロンドンの赤いバスの中にある階段は、非常に狭いのです。慌てていたら、バスが急停車し、その勢いで、一気に落下してしまいました。パソコンの重みもあり、見事な落ち方で、バス中の人から大注目。
『大丈夫??』と数々のご心配の声を頂きながら、『全然大丈夫』と笑顔で応えながら、バスを降り、目的のミーティング場所へ。
ことなくミーティングが終わり、小指が痛いな、きっと突き指かしらと思いながら、その日を終え、翌朝、あまりの痛さに目が覚めました。
観ると、紫色。。。そして、パンパンにふくれています。
痛みを抑えて、その日のミーティングに。話しながら、メモをとる時に、小指が痛いので、小指を思わずみてしまうと、ミーティングの相手の方から驚きの一言『どうしたのですか? その小指は!?』
昨日の一件の事情を説明すると、彼女から大きな気づきを頂く一つの質問。
『バスの2階から落ちる直前にどのような感情があったの?』
(彼女も、同業なので、このような質問がでてくるのです)
私は、自分自身を振り返り、バスの2階から落ちる直前の感情。。。
それは、バスに乗っている時に、電話がかかってきて、電話をとったのですが、電波が非常に悪く、誰なのか解らず、『どなたですか? もう一度言って下さい』を連呼し、名前がうっすらと聞こえたと思った瞬間に切れてしまいました。雑音の陰から聞こえた名前から、電話の主は、アフリカのスーダンからと解ったのでした。(イギリスでは、公共交通機関内でも普通に通話が可能なのです)電波が悪い中電話をかけてくれて、申し訳なかったな。。悪かったなという気持でいっぱいになりました。
そして、次に起きた感情は、『どうして解ってあげられなかったのだろう。折角、忙しい中、大変な状況の中かけてくれたのに。』と、自分をとても責めました。
この責めている時に、バスのアナウンスが聞こえて、慌てて1階に向かおうとして見事に落下の結果、紫色にパンパンにふくれた小指という結果です。
『バスの2階から落ちる直前にどのような感情があったの?』という問いの答は、
『自分をとっても責めている感情』です。
自分を感情で責めていると、きちんと身体に責める結果を引き起こしていることに、我ながら驚きました。
もちろん、自分を責める感情は、反応的に起きたものです。自分の選択ではなく、自動的に無意識の内に責めていました。
この体験から、3つのことを、改めて気づきました。
ポイント 1) 頭の中での思いと身体は、やはりつながっている
ポイント 2) つい、自分を責める状況は起こりがちかもしれないけれど、責めても、何の解決にも至らない
ポイント 3) 自分が何を選択しているのかの意識が、自分に起きることを創りだす可能性がある
ご質問等ございましたら、どうぞお気軽にご連絡なさって下さいませ。
トランスフォームコーチングは、このような視点の転換を創ります。
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