- 伴場 吉之
- 株式会社コルピソス 所長(代表取締役)
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
この本は、家の燃費:一戸の家としてm2あたりエネルギー消費を論じている。
普通に生活してて、エネルギー消費が少ないほうが、地球にも、財布にも優しい。
国内基準では、各部の仕上げや数量は定められていたが、トータルでは無かった。
話が新鮮で面白かった。
次世代省エネ基準だ。トップランナー基準だあ。と国内の高気密高断熱基準で、数値を論じていたけれど、この本では世界基準、特に、先進国のヨーロッパ基準で論じている。
・2009年以降の国土交通省トップランナー・省エネラべリング制度の東京の省エネレベルは、118kWh/m2以下。
・2011年以降のEUの新築住宅の省エネレベルに適合するには、 75kWh/m2
・ドイツで住宅ローンの一部がに優遇金利になるのが40kWh/m2(ドイツで一般的なパッシブハウス基準)
EUの省エネ最低基準75より我が国の最高基準118は劣っていて、ドイツの最高基準の40の約3倍の118が日本のトップ基準なのです。
ただ、EUはこの10~2年ぐらいで加速度的に厳しくなりました。その肌感覚はまだまだ、日本人はついていけません。
OMソーラーハウスでは、昔から、年間消費エネルギーを計算してるそうです。
(社)日本エネルギーパス協会で家の燃費を表す「エネルギーパス」を発行してくれるそうです。
まだ、出来て、まもなそうですが、客観的に安価で証明していただければ、有難い事です。
先人の知恵も借り、燃費のいい家で、
身の丈にあった生活をする。
省エネ・低CO2排出
世界基準の「いい家」を建てる。
日本初「パッシブハウス」は、ここがすごい
著書 森みわ
http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-77010-9
画像1は世田谷美術館の木陰
画像2は世界基準の「いい家」を建てる。
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