高齢者の社会参加と生涯学習に付いて

平成24年内閣府の高齢社会白書をベースに、高齢者の実情を紹介しています。

今までは、健康寿命のこと、介護のこと、就業等に付いて述べてまいりました。今回は健康な方でお仕事に付かない場合の社会参加に付いて紹介します。

高齢者(60歳以上)の59.2%は何らかのグル―ブ活動に参加していらっしゃいます。平成10年と平成20年を比較したデータではこの10年間に高齢者の多くの方が参加を希望し、加わっています。

また、参加したい、参加したいが事情があって参加していないと云う方を含めると70%の方達がグループ活動への参加意欲をお持ちです。


グループへの参加だけでなく、学習意欲も旺盛で、60歳以上で何らかの学習活動に参加している人の割合は17.4%となっています。


活動内容を見ると、カルチャーセンター等の民間団体が行う学習活動が7.6%で、公共機関や大学などが開催する公開講座等が4.8%となっています。
私が修了した、東京大学主催の「市民後見人養成講座」128時間もこのような講座の1つですが、受講者には60歳以上の方が大勢いらっしゃいました。

行ってみたい生涯学習の内容は、60歳から69歳は［健康・スポーツ］が60.9%で多く、70歳以上では「趣味」が57.2%で最も多くなっています。


その他に、資格を取るための受講者もいます。60歳を過ぎて、各種資格にチャレンジする方は、1年間の講座等に通いますし、資格を取得する為複数年にわたる方もいます。
資格を得れば、その資格を生かして、開業も可能です。フルタイムで働かずにいても、年金等の定期的収入があれば、補助的な収入として考えられます。それよりも、資格による社会貢献で生活をより充実したものに出来ます。
資格によっては、更新のための勉強が継続するものもあり在り、生涯学習に相応しい資格が数多くあります。

TVの前で日がな一日過ごすは生活は寿命を縮めると云われています。
ぜひ、退職後の生活設計で仕事に付かない場合でも、社会参加をお考えください。ご自身にフィットする参加の仕方が必ずや有ると思います。

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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者　(東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー　
吉 野　充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
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