謝ってもらいたい～モラルハラスメント

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モラルハラスメント被害　
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士　
東京よつ葉法務オフィス
モラハラ行政書士のちえぼぅです

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自分が夫から受けている被害が

モラルハラスメントという暴力だと知り、

離婚を決意して私の事務所にご相談に来て

下さった被害者である妻の立場の方々。

時々ですが、

「夫に一言謝ってもらいたい」

「夫に、自分がしている事がモラハラなんだと

知って欲しい」

「夫に、自分のしている事が他人から見たら

精神的暴力だと思われている事を教えたい」

と、仰る方がいらっしゃいます。

もしかしたら、直接私には言わないだけで

他のご相談者様も、

心の中では同じように思っているかも知れませんね。

まず最初にお伝えしたいのは、

「気持ちは、とても良くわかります。」

と言う事です。

この気持ち、本当に良くわかるんです。

私自身も、自分の被害経験からは既に10年以上

経っている訳ですが、

未だに

「一言謝ってくれたらな。。」

と思う事がありますから。

離婚はもう確定だとしても、

ただ一言謝ってさえくれればこちらも少しは

憎しみを持たずに夫と離れられるかもしれない。

私とはもう離婚になるけれど、

今後の夫の人生の為に、

自分を振り返って反省してもらいたい。

被害者妻の皆さんが「一言謝ってくれたら」と

仰る心の裏側には、

こういう気持ちが隠れているのだと思います。

別に「勝ち負け」で謝らせたいとか

言っている訳ではないのですよね。。

ただ、「気持ちはとても良くわかります」と言う

前提で、

それでも私はこう皆さんにお話しています。

「実利を取りませんか？」

と。

確かに、

離婚に際してモラハラ夫に自分の行為を認めさせ

一言謝罪をもらう事で、

被害者妻の気持ちが軽く出来るのであれば

それも「実利」かもしれません。

ただし、このブログで何度もお伝えしている様に、

モラハラ夫が真に自分の心の課題や

等身大の自分に気付き、

それを受け入れ、

これまでを反省し、そうして被害者に謝罪する。

この一連の行為は、とても困難な事です。

恐らくこれまで夫からモラハラを受けてきた

みなさんが、一番良くわかっていると思います。

「夫は変わらない」と。

で、あれば、

既に離婚も決めているモラハラ夫に

謝罪をさせたりモラハラの自覚を持たせる事に

注力するのであれば、

その労力や時間を、

あなたやあなたとお子さんの為に使った方が

有意義ではありませんか？

大切なあなたとお子さんとの時間を、

いち早く母子の生活を安定させて、これまで

モラハラの過程を目撃してきたお子さんのケアに

使った方が、

よっぽど「実利」になるのではないですか？

と、お話させて頂いています。

あなたは被害者なのですから、

受けた被害に対して謝罪させたい、認めさせたいと

思う事は、何も悪い事ではありません。

そこに拘ってしまう気持ち、私もわかりますしね。。

ただ、「今」のあなた、

「今」のお子さん、

これは、本当に「今」だけの大切なものなのです。

この貴重で愛おしい「今」の時間なら。。

モラハラ夫の為に使うよりも、

ご自分やお子さんの為に使うほうがよっぽど

良いと思うのですよね。

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