- うえた さより
- 株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
- マーケティングプランナー
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
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100円!マクドナルドから学ぶ「集客」
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マクドナルドの100円のプレミアムコーヒーは本当、助かりますね。
でも、大の大人が100円のコーヒーを買うだけで入っていくのもなんで、とついついアップパイ、そしてハンバーガー、ポテトと、もういいか、晩ご飯を兼ねて・・・とアレコレ買って食べてしまいます。
ある経済誌に原田社長は、
このプレミアムコーヒーを呼び水と言っています。そうでしょう。コーヒーで利益じゃないですもんね。
「うちの利益を生むのは、ビッグマック。」
マーケティングの基礎の基礎ですが、低価格から順にお客さまを高額へと引っ張っていく方法です。
さて、あなたの会社にもそんな呼び水的な存在のサービスやら商品があるでしょうか?そして、順にお客さまを誘導するようにできているでしょうか?
意外にできているようでできていない企業が多いのですよ。マクドナルドという大手でありながらも、ちゃんとその基本を忠実にやっているのは偉いと思います。
さて、そんなすばらしいマクドナルドですが、女性の私、コンサルタントが「んん!?」となったことをここから書かせていただきましょう。*これからはここにも気をつけられると、売上げの取りこぼしがないでしょうというもので、決して非難ではありませんので、ご了承ください。
以前の店舗や内装の空間は、ちょっとにぎやかな感じのところも多かったですね。特に、地方都市の郊外型店舗はファミリー向けでしょう。
最近では、大都市圏を中心におちつきのあるトーンの空間のマクドナルドに変わりつつある・・・。
でも、ちょっと注意ですね、というのを私は見ました。
ある地方都市のスーパーの見学へ行った時のこと、こちらは他のお店と駐車場を同じくする集合型店舗です。その中にマクドナルドがありました。
今の色調のマクドナルドでかっこいいのですが、こちらのスーパーの案内してくれた担当者が
「ここのマックは、土日はそこそこの入りですが、平日はさっぱり。先生、教えてあげたら・・・。客層にあわせたアプローチが必要だってこと・・・」
そのとおりですね。今や例えはっきりとわかるマクドナルドのお店でも、戦略会議や店舗出店計画の際、色の心理的な科学的なアプローチを検討することも大切ですね。
この地域の主婦層にこのスーパーにやってくる主婦層にこのトーンの色調は高級すぎて敷居が高いというイメージを持たれている・・・ゆえに平日の「集客」が今1つなのです。
ちなみに、こちらはこの周辺では一等地になるくらいのいい場所です。そしてスーパーの方の売上げはこちらの企業さまの中では最高の売上げを誇る店舗です。
たかだか、色でね。色といえども過敏に人の心理が働きますから。要注意です。
たぶん、改善されるでしょうが、なんとなくこのエリアのマクドナルドの企画会議をされている方の中に経験豊富な女性が入っていないのも、感じます。
私の著書、セミナーはこれらのことを説明していますよ。あわせてご参考ください。
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