- 曽我 武史
- TKC BODY DESIGN アスレティックトレーナー(鍼灸マッサージ師)
- 東京都
- あん摩マッサージ指圧師
それでは、次にトップアスリートが考えるピーキングについて
プロ陸上選手(為末大選手)の場合
自身のtwitterより引用させていただきます。
ピーキングとは何かと言われると、
一言で言えば”反応”といえる。例えばハードルを今日跳ぶ事で体が反応し変化する。
これを食べる事で反応し変化する。この反応の癖を知って、
今の状態であればこれをやるとこうなるはずという予想を元に、
刺激を入れてよい方向に体を”反応”させる。
http://twitter.com/daijapan/status/209427851848581120
それとは別に短期で浮き沈みする調子の波もあって、
これは今日何をやったかで明日の体の調子が変わったりするような繊細さがある。
マクロの調子の流れをミクロで変える事はできないけれど、
ミクロで失敗してもやっぱり能力は発揮できないから短期の調整も重要になる。
http://twitter.com/daijapan/status/209427231670415362
大体選手は1年前位から、もっと大きな戦略だと五輪ごとの4年スパンでピーキングを行い、
目指す日にピークを合わせていく。まずはマクロの調子の波があって、
それがゆったりと浮いたり沈んだりするから、
その波の頂点を勝負の日に最も高くするように1年前からちょっとずつコントロールしていく。
http://twitter.com/daijapan/status/209426739716292608
僕はそれほど心肺機能がレースには影響しにくい性質だけれど、筋肉が緩い状態ではまず走れない。
でも硬すぎてもよくなくて、ちょうどいい弾力を持った硬さを生む為に、
どんな刺激を入れたらいいかをいつも考えている。
しかも予選準決勝という刺激を終わった時に最高の状態になっているように計算する。
http://twitter.com/daijapan/status/209428802588258304
だからピーキング能力は、自分の体の変化への洞察力と、刺激と反応の因果関係を読み取る推論力によって違いが出る。本当に試合前の最後の局面になると、今日ハードルを1台跳ぶかどうかで違いが出てきて、だからものすごく自分の体を観察する時間が増えてくる。
http://twitter.com/daijapan/status/209429799784026112
それとは別に精神的なものもかなり勝負には影響するのだけれど、これをピーキングするというのは手法としてあるのかもしれないけど、僕にはわからない。僕はいつも数日前までに準備を終えて、後はもう自分のコントロールできる領域ではないというある種の諦念観を持って、試合を迎える。
http://twitter.com/daijapan/status/209430445044150272
このように為末選手は自身でピーキングを作っていきます。
そして、トレーナーが掛るからだのコンディション作り
これについては、次回書きます。
TKC BODY DESIGN
そが
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