2.きちんとコンサルティングができるのか
生命保険の世帯加入率は、少し下がっていても、まだ90%近くあります。
ということは、相談、つまり「コンサルティング」が主体でないといけないということになります。
(このことから、生命保険という金融商品の取扱については、従来の「販売」、「募集」というイメージでは、やや違和感が感じられます。)
そのコンサルティングの中身が、「パンフレットの商品案内」のみに傾注しているのなら、
「買ったのは、消費者の責任で、あとは知らない」という姿勢が見え隠れしてしまいます。
その一顧客からの他項目に亘るヒアリングから、顧客自身が、顧客自身にとって不必要だと
思われる商品の購入検討を目の前でし始めた場合、「お客様には、現在、この保険の必要性はない
と思いますよ」とその銀行員が毅然と言えるかを想像してみて下さい。
“新しくスタートした営業現場に、
「成果より、信頼あるコンサルティングという中身・質を求める」という方に無理があること”は
想像に難くありません。
そして、その銀行員は、保険部門については「新人」です。
資格を取得していても実務の経験はありません。
これで、適正な保険販売がどう行われるものなのか、厳しく見ていきたいと思います。
ただ、それが適正であったかは、ずっと後にならなければ発覚しないものなのですが・・・