収入保障保険では、本当に収入が保障されるのか? - 保険選び - 専門家プロファイル

大関 浩伸
株式会社フォートラスト 代表取締役 FP技能士
東京都
保険アドバイザー

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対象:保険設計・保険見直し

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収入保障保険では、本当に収入が保障されるのか?

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落とし穴シリーズ
「少ない掛金で、合理的な保障」として多くの専門家の方が推奨する・・・
収入保障保険。

保険会社によっては、家族収入保険、家計保障定期保険などという名称
になりますが、機能的には、いわば、「逓減定期保険における、保険金の分割払
バージョン」というところです。

「子供の成長して行くに従い、親としての経済的責任が軽減されていく」
あるいは「返済をして行くに従い、残債が少なくなっていく」というものに
対して、ピッタリ合っていますので、20年前に主流であった、
「掛捨てタイプの更新型」からすれば、画期的に見えたものです。

デメリットと言えば、保険金が年金受取となるので、雑収入扱となり、100%手元に
残らないというところくらいでした。

しかし、

今となっては、さらに見直さなければならないところが出てきた


ことに気付いて貰いたいと思います。

「昔は、いい保険だったと思ったんだけど、今の基準からは決していいものとは思えないよ」

とはいつの時代でも起こるものです。

収入保障保険とは、その名の通り収入が保障されるのは、

1.収入と保障設定が間違っていないこと
2.支払事由が「死」または「高度障害(両目の失明など、社会復帰が困難な状態)」
というのが前提です。

となると、
3.労働条件を必要とする疾病orケガを被ってしまった
4.介護状態になってしまった・・
というような場合、収入保障されないということになってしまいます。

損保の「所得補償保険」は、この辺をカバーできますが、
「5年おきに掛金がUPする」
「支払期限があるものや職業制限(引受制限)が厳しいものが一般的」
というデメリットがあります。

これらが、払拭され、上記1〜4がカバーされてはじめて、収入保障保険と言える


のではないでしょうか?

こんな保険ないかなぁと探してみたら、ごく一部の保険会社にありました!

しかし、ネットでも公開されてるわけでなく、保険会社に問い合わせてみると
「あまり売れていない」とのことでした。

私は、真の安心を提供するという立場から、「理想の収入保障」を追求する上で、
この商品を推奨したいと思います。