「なぜ気付けない?」と仰る方へ~モラルハラスメント - 夫婦問題全般 - 専門家プロファイル

佐藤 千恵
行政書士東京よつ葉法務オフィス 
東京都
離婚アドバイザー

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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「なぜ気付けない?」と仰る方へ~モラルハラスメント

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モラルハラスメント ブログから

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モラルハラスメント被害 
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士 
東京よつ葉法務オフィス
モラハラ行政書士のちえぼぅです


第7回モラルハラスメント語りと癒しワーク
開催します

とき:2012年6月2日(土)10:00-12:30
ところ:西新宿KIHビル(西新宿7丁目)
料金:お一人さま3,000円
*お飲み物、お菓子用意します
*途中退席自由
*女性限定*
詳しくは こちらの記事  をご覧下さい 

*残席1つになりました*
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夫からモラルハラスメントの被害を受けている

妻の立場の方から日々ご相談をお受けしていると、




「どうしてそんな男の人と結婚したの!?」


「どうしてそういう人だって気付けなかったの?」




と、言われた経験を持つ方が多い事に気付きます。





また、

過去に夫からのモラハラ被害経験がある方や、

現在進行形で夫からモラハラされている方も、



同じように


「どうして気付けなかったんだろう」


「ここまで気付けないなんて、

本当に私ってバカですよね」


などと、

自分を責める傾向のある方もいらっしゃいます。






何度もこのブログでもお伝えしている事ですが、


モラハラは、その攻撃が始まるまでわかりません。



モラハラ夫がその本性や本質をあらわにするまでは、


まさかこんな事を人に対して出来る人間がいるとは

思わない人の方が多いでしょう。




何となくの違和感を感じた経験のある方は

いらっしゃいますが、


決定的なものでは無かったり、


すでに結婚の準備が進んでいるケースであれば、

「変だな」

とは思いつつも、結婚を取消すまでには至らない事が

多いのです。



残念ながら、本当にわからないのです。



わかっていたら、そもそも結婚なんてしませんし。





それ程に、


モラハラ加害者が被害者に近付き、


被害者を孤立させ無力化させ、支配していく過程は、

巧妙なのです。






これが、モラハラという暴力の本質と言っても

過言ではないと思いますが、



モラハラ加害者は、

最初はむしろ魅力的な人物として被害者に近付きます。




大変紳士的で親切で、物腰も柔らかい。



被害者の中には、


「最初の頃は

この人と結婚できること、この人の妻でいる事が

むしろ誇りだった。」


と仰る方もいらっしゃいました。




当然、妻以外の周囲に対しても

この様な評価が得られるように振舞っています。



だからこそ、モラハラ被害に気付いた妻が

周囲に相談をしても


「あの人が、そんなバカな。」


「あのだんなさんが怒るなんて、あなたもよっぽど

何かしたんじゃないの。」


等と言われてしまうのです。





それに、モラハラ攻撃は最初から激しい訳では

ありません。



もちろん、中にはいきなりキレるケースも

ありますが、


多くの場合、

最初は何となく嫌味っぽいことを言われたり、


不満がある態度を取りつつも、口では直接

文句を言わない。


結婚前の約束を守らなくなる。



妻のせいで不機嫌なのだ、とほのめかしますが、

やっぱりハッキリとは言わない。



話しかけても何となく「無視されてる?」という状態。



「私何かした?」

と聞いても、

「別に」

と言う。

だけど態度や表情は非常に不機嫌。




この


「ハッキリはしないけれど、夫が不機嫌で怖い」

「何か変」


という状態が続き、やがて大爆発します。





最初から大爆発したり、暴力的な行為があれば

妻もすぐに気付いて逃げられるのでしょうが、



もともとはとても親切で良い人だった。


そして、いきなり大爆発したり暴力的に

なったりはしない。



この事が、妻の気付きを遅らせてしまうのでは

ないでしょうか。





「もともとあんなに良い人だったのにこんなに

怒るのだから、私がいけなかったんだ。」


「そういえば夫はずーっと不機嫌だった。

それなのに気付いて対処できなかった私が悪い。」


この様に考えてしまいがちです。





モラハラ被害に関して言えば、


事前に気付けなかった事を責めたり、

気付ける可能性が有ったのかなど、

そこにこだわる事はあまり意味が無いと思います。




気付けた後、どの様に行動していくか。


どうやって自分らしさを、自分の人生を取り戻して

行くのか。



この事の方が大切です。





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