- 鈴木 克彦
- 株式会社マクス 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
要約を抜粋させて貰いますと…
"「昔、今泉に、人が良く多くの村民に好かれていた、酒好きの墓守のおじいさんが住んでいました。
おじいさんは、おはかの管理に一生懸命働きましたが、やがて最期を迎える時、『わしが死んだら、酒を供えてくれ。きっと子供達が丈夫に育つように守るから』と言い残してこの世を去りました。
それから村人は、おじいさんの気持ちをくみ、墓地の近くにあった桜の大木の根本にお地蔵さんを祭り、お酒を供えるのを忘れませんでした。
その後、村の子供達が元気に育つので、村人達はおじいさんの徳を有り難がり、『桜地蔵さん』と呼ぶようになったそうな。」"
と言うものでした。
写真を見ると、このお堂がまさに板倉造り。
と言うわけで早速昨日行ってきました。
写真が変な角度から取られているのは、中学生のカップルが、デート中だったため、お邪魔しないようにです(笑)。
現在、この板倉造りのお堂の中に桜地蔵さんは安置されております。
記事によると、遠方からも多くの信仰を集めているとか。
私も早速お参りさせて貰いました。
この様に、板倉造りは、日本に古くからある伝統工法で、気を付けてみてみると、皆さんのご近所の神社やお寺、こんな小さなお堂なんかでも、結構板倉造りは簡単に見つけられると思いますよ。
現在工事中の板倉造りの家とは、ずいぶん形は違いますが。