- 松山 淳
- アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
リーダーは「正直」であれ!
「リーダーシップ」を発揮できるのはある限られた
特別な人だけではありません。
「リーダーシップ」とは「フォロワー」がいて
初めて成立するものだからです。
「フォロワー」とは「ついてくる人」です。
上司に対して部下が「フォロワー」です。
監督に対して選手が「フォロワー」です。
親に対して子が「フォロワー」です。
大切なことは「ついてくる人」が、
リーダーに対してどういったニーズがあるかです。
どんな「リーダー」ならついていきたと思うかです。
この調査には、もちろんいろいろなものがありますが、
リーダーシップ、マネジメントの研究家として名高い
ジェームズ・M・クーゼス氏とバリー・Z・ポスナー氏による調査は
とても興味深いものです。*1
かの米国にて「感動を呼ぶリーダーの条件」は何か?
と人々に尋ねたところ、1993年の調査では
以下の結果が出たのです。
・正直さ 87%
・未来志向 71%
・情熱的 68%
・有能的 58%
・ファアプレイ指向 49%
・応援してくれる 46%
なんと「正直さ」が第一位だったのです。
クーゼス氏とポスナー氏は『信頼のリーダーシップ』(生産性出版)
という本の中で、このように述べています。
『正直さはリーダーシップにとり絶対的必須条件である』
10年以上の歳月かけ米国だけでなく世界規模で
調査を続けた両氏の調査は、私たちに大切なことを教えてくれます。
記者会見で頭を下げる経営陣の姿を見ることの多い、昨今、
我が国にて「企業倫理」の重要性がこれほど叫ばれた時代もありません。
「正直」であることは、難しい経営理論などよりも
よほど大切なことなのかもかもしれません。
by EARTHSHIP CONSULTING
*1『信頼のリーダーシップ』(生産性出版)より