- 山中 伸枝
- ワイズライフFPコンサルタント
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
(高金利という言葉に違和感が無いわけではありませんが、私の裸眼視力と同じように、0.00といった金利が久しかったので、1%台の金利を高金利としました・・・ご了承下さいませ)
特約付円定期との比較用に、10年ものの個人向け国債を見て見ましょう。
7月発売の個人向け国債10年もの、初回金利が1.1%です。特約付円定期の当初5年間1.5%延長した場合の6年目以降の金利1.6%と比べると少し見劣りがしますね。
でも、10年もの個人向け国債は「変動金利」です。半年毎に金利が見直されます。
直近では、第11回債の初回金利が0.45%、12回債が0.55%、13回債が0.68%、そして前回の14回債が0.85%と順調に金利が上昇していますから、もしかしたら今後も少しずつ金利が上がるかも・・・
それと、個人向け国債の10年ものは1年経過後は換金できるというポイントも見逃せません。ひょっとしたら満期を待たずして必要となるかもしれない、という方は流動性もチェックすべきですね。
個人向け国債で注意すべき点は換金時のペナルティです。直近2回分の利息が差し引かれます。
例えば換金前に利息が1000円2回続けてついたとします。手取りは税金20%差し引いた800円x2回分ですが、ペナルティとして差し引かれるのは、1000円x2回分ですから、損をしないようにタイミングをみたいものですね。