- 松山 淳
- アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
高圧的な態度にはご注意を!
思春期の頃、例えば、高校受験の頃など・・・
そろそろ勉強するかな、と読んでいた漫画を閉じようと
思ったとたん、親に・・・
「もうすぐ受験でしょ、はやく勉強しなさい」
などと言われ、突然、机に向かう気が失せた。
そんな経験を一度や二度経験したことがあると思います。
他者を「説得」しようとするが、
逆の効果を生み出しまう。
これを
★「ブーメラン効果」
と言います。
何も思春期の頃だけでなく、職場でもあることですね。
上司が部下に「命令」をする。
「命令」とは「説得」の一形態ですね。
しかし、部下は動かない。
人には「自由への欲求」があります。
他者に束縛されたくない、
いつでも自由でいたいという気持ちです。
「自己決定への欲求」もあります。
自分自身で考え、納得し、意思決定したいという欲求です。
これが犯されると、その逆の行為を取ることが多い。
特に、説得する人のこと快く思っていない時、それは顕著です。
相手が高圧的な態度だったり、そもそも嫌いな相手だったりすると、
どんなに話の内容が正当でも、自分自身にメリットがあっても
人は、その「説得」を受けいれようとしません。
気に入った服があって店員に声をかけたら、
態度が悪かったので、買うのをやめた。
会議の場面で、上司の意見に賛成したいけど、
いつも批判ばかりされるから、反発した。
もう日常茶飯事ですね。
以下、デール・カーネギーの人を説得する「十二原則」です。*1
01.議論をさける
02.誤りを指摘しない
03.誤りを認める
04.おだやかに話す
05.イエスと答えられる問題を選ぶ
06.しゃべらせる
07.思いつかせる
08.人の身になる
09.同情を持つ
10.美しい心情に呼びかける
11.演出を考える
12.対抗意識を刺激する
何かの参考にして頂けたら幸いです!
by EARTHSHIP CONSULTING
*1『人を動かす』(D・カーネギー 創元社)より