「これからの時代の女性の生き方」（６） 　小手先の技術ではな…

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「働く」を応援するシリーズⅢ　　
　　「これからの時代の女性の生き方（６）
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先日なでしこベンチャー大學の入学式を終えた
私自身は10年前に大学を卒業して以来
入学式はもうこれから先もないと思っていた

でも今回は新しく立ち上げる学校の入学式
今までとは違った感動を感じている
これからの女性たちを応援するという母親のような気持ちで入学式を見守っていた


この学校の第1期生として
京都から月1回の講座を通うと決断してくれた女性がいる


彼女自身は心配しているけど
おそらく就職先は心配しなくても決まると思う
それは京都から通うと決断をしたその決断力もそうだけど
それ以上に、仕事をしていく上で一番大切な資質を身につけているから


私は仕事において大切な事は
「きちんと取り組む姿勢」だと思う
理事の山近氏の入学式での言葉を借りると「逃げない事」


それはとても基本的な行動に表れる
例えば、どんな時もきちんとレスをしているか
きちんと約束を守れるか
途中で投げ出さないか


いろいろな事を乗り越えてきた経営者が
採用をしたいと思う基準は
最終的には「信じられる事」だと感じている


私が新規開拓営業をしていた時
経営者の方とのやりとりの中で
どうしてこんな風にトゲトゲとした相手を見定めるように接するのだろう
と思う経営者の方が多くいた

その時は
若かったからわからなかったけど
今はその思いがわかる



経営者の周りには
いろいろな人が寄ってくる
その中で取捨選択をして
選ぶことと同時に切り捨てて行かなければいけない


だからそれが本当に信頼のおけるものなのか
見極めるための視点をどこかで持ち続けている



採用も同じ
最後の最後に選ぶ基準は信頼がおけるかどうか



組織は家族ではないから
いろいろな人の思惑が交差する
育てた社員に裏切られたり
思いもよらない不運が押しよせてきたりが必ずある


それを乗り越えてきた経営者なら
採用基準として
信頼がおけるかどうかを大事なポイントとして持っている


信頼とは
瞬間の表面だけで取り繕えるものではないから
日々の行動ややり取りの中に必ず現れれてくる


それなのに
そういう基本的な事を疎かにしてしまう人があまりにも多い


あまりにも多いの


社会人でもそうであるから
学生であればなおさらのこと


学生時代は責任を持つポジションを
担った事のない人が大半だから
その「信頼関係」の大切さを気づかない人がたくさいんいる

だからこそ
信頼を置くことのできる素質を持っている人は
本当に強い


それは能力の有無ではないのよ


誰にでもできる単純な日々の行いのこと


でもそれは習慣であり
積み重ねでもある


今まで生きてきた生き方の積み重ねでもあるから
本当は一番難しいの


でもそれを知っているか
身に着けているかは
就職活動において
その場しのぎの面接対策では取り繕えない
決定的な差になる


女性だから就職が厳しいとか
女性だから不利で内定が出ないと嘆くのではなく
もう一度振り返ってみて

小手先のアピールではなく
本当に自分が誠意を持って面接に臨んでこれたか
周りと接してきているか


問題はもっともっと根本的で単純で
でも一番気づきにくいところにあるのだということを


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