- 松山 淳
- アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
「自信を抱かせる」【inspire confidence】(4)
自己評価の3つの柱
「自己評価」は「自分自身に対する自分自身の評価」ですが、
では、「自己評価」を高める要素というのは何なのでしょうか?
『自己評価の心理学』(紀伊国屋書店)*1では、
その要素について3つの柱があると指摘しています。
それが以下のものです。
1.自分を愛する
2.自分を肯定的に見る
3.自信を持つ
順を追って説明していきます。
1.自分を愛する
「自己愛」という言葉ある通り、これはとても大切な要素です。
ポイントは「自分を愛する」という時には「条件がない」ことです。
それについてこんな説明があります。
「どんな欠点があっても、能力に限界があっても、
またどんな失敗をしても、人は自分を愛することができる」
「愛とは無条件である」
という言葉をお聞きになったことがあると思います。
これに対して「条件付きの愛」とは、
「あなたが〜だったら私はあなたを愛する」
というものですね。
「愛する人」であれば、多少の欠点も目をつむることができます。
「親の子どもへの愛情」を考えてみても、少しぐらい成績が悪かろうが、
運動神経が悪かろうが、我が子を「かわいい」と思う気持ちに、
かわりはないものです。
(もちろん、愛情の量や表現の仕方に個人差はあります)
本来の「愛」とは、そういうもので、
それと同じように自分のことも愛せるはずです。
(ただ、それができない人がいることも事実ですが)
そして、この自分のことをどれだけ愛せるかが、
「自己評価」の土台となります。
つづく>>>
by EARTHSHIP CONSULTING
*1『自己評価の心理学』(著 クリストフ・アンドレ&フランソワ・ルロール 紀伊国屋書店)