- 大塚 泰子
- 有限会社ノアノア空間工房 代表取締役
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
今回は「DOMA HOUSE」より、ちょいと籠もれるお部屋をご紹介します。
こちらの畳敷きの部屋に行くには一段下がった土間の飛び石を渡り、玄関エリアを通って行かなくてはなりません。そう、忙しい私たちにとってそれは不便で面倒なことかもしれません。かつて茶室がそうであったように、あえてそのようにすることに意味があります。それは日常の世界から少し離れる場所、時間が人にとって大切だからです。障子を閉めれば柔らかな光が部屋を包み込むばかりではなく、また襖や板戸とは違って、影が透かされるスクリーンなので籠もっても完全には孤立せず周囲とも謝絶する感じがありません。
こんな畳の上で誰にも邪魔されずごろんと横になり物思いに耽ったり昼寝をしたり本を読んだり、、、。一戸建て住宅ならできるメリットです。
yasuko OHTSUKA
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