自分の為の家造りの方法として模型を造ってみるのは、非常に良い方法かと思います。
プロでも新しい試みをする時は模型を造って、実際にそこに住んだ気持ちになって、シュミレーションを繰り返します。
自分が朝起きて何処で服を着替えて、どの順番で身支度して云々と一人でブツブツ云いながら、想定される長所がイメージ通り機能するか、新たな短所が見つからないか等々の作業を繰り返します。
模型の場合は1/50とか1/100と云う風に、家から家具、開口部の大きさ等点検したい部分のスケールを忠実に再現します。そこに厚紙で作成した人形をいれていろいろシュミレーションします。
人形そのものの大きさを自分の身長に当てはめて、そのスケールの家具や間取りを作り込んでいきます。それを怠るとスケールアウトしてただのドールハウスになってしまいます。
スケールを忠実に再現することが出来れば、家造り成功はします。
模型の作成の仕方はこちらの講座で行っています。
http://www.jin.ne.jp/oado/benkyou.html
このコラムの執筆専門家

- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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