査定額の決め方はこんなに適当? part-2 - 不動産売買全般 - 専門家プロファイル

大川 克彦
不動産コンサルタント
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査定額の決め方はこんなに適当? part-2

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適正価格で早期売却!
まず、頭の中に思い描いてみてください。

あなたはマイホームを売却することになり、複数の不動産業者に査定を依頼することにしました。

A社は5000万円、B社は5500万円で査定しました。

さて、あなたはどちらの会社におまかせしようと思いますか。

当然、B社ですよね。


売る立場のあなたにとっては、少しでも高い金額で査定してもらい、高い金額でどなたかに買ってもらいたいと思うにちがいないでしょう。

でも、ここでお伝えしなければならないことがあります。

非常に残念なことなのですが、業者によっては、自社でその物件を扱いたいがために、実際の価値以上に高額な査定をするところがあります。

良心的な会社であれば、リスクを考えて、むしろ低めに査定を行います。

万が一ローンを組めなくなったとき、また買い手が付かなくて資金繰りに困るような事態になっては、お客様にとって、それこそ一大事だからです。

査定を行う際には、明確な基準がありません。
近隣の相場をもとにマイナスポイントを見つけて減点し、あとは営業マンの勘と経験から金額をはじき出すことになります。

市場を無視した金額で売り出したところで、売れなくて困るのはあなたです。
少しでも高く売りたいという気持ちはわかりますが、しっかりと現実を見て慎重に考えなければなりません。

ただ査定が高かったからといって簡単に依頼する業者を決めてしまうと、後になってから痛い目に遭うかもしれません・・・