
- 齊藤 孝浩
- 有限会社ディマンドワークス 代表
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
先日、知人に誘われて、世界最大のファッションストア、2008年日本に上陸を果たし、拡大を続けるH&Mジャパンのショールームに2012年春夏コレクションプレスレビューに伺って来ました。
私のH&Mとの出会いは、今から11年前、2000年、私が小売りチェーン勤務時代、同社が米NYに初出店を果たし、ものすごい来店客、売れ行きが続いていると聞きつけ、同年店舗視察をした時でした。
何度か、ブログ「ファッション流通ブログde業界関心事で、ご紹介はしていますが、
関連エントリー-ランウェイの向こうにあるもの
当時、3日間連続でウォッチしたその現場で、このファッションチェーンは、必ず世界一になると背筋が震えたのを今でも覚えています。
私が、H&MやIKEAといったスウェーデン企業をリスペクトする理由には、90年代、大手商社勤務時代にスウェーデンのデザイン会社と提携して、あるインターナショナルブランドのライセンス生産を担当した時の体験があります。その際、何度かストックホルムを訪れ、朝から晩までパートナーたちと語り合い、スウェーデンの方々の国民性、ライフスタイルやビジネスに対する考え方に対し、この国の人たちはスゴイ!と大変感銘を受けたものでした。
ショールームでお話をしていた間、いろいろな気づきを頂きましたが、もっとも印象的だったのは・・・
H&Mのショールームは、店頭と同じように、毎週新しいコレクションが入荷し、入れ替わるというところ。
常時、8~12週先に店頭に投入される商品がショールームに並ぶ、具体的に言うと、今週はMD週でいうところの第49週ですから、当日は、その8~12週先である、来年の第5週~第8週の投入商品が並んでいたわけです。
更にすごいのは、商品のひとつひとつケアラベルのところに、その商品の具体的な店頭投入週度が、5週とか6週とかズバリ振られていることです。
これは、メディアやスタイリストの方々がショールームに来られたら、常に、関心を持っている時期に対応した商品が並んでいるというメリットだけでなく、
そもそも、スピードオペレーションをしているリテイルチェーンに勤めるものとして、プレス担当と言えども、シーズンという長いサイクルではない、店頭と同じ、週単位のサイクル、リズムで仕事をする必要性を体感させているところにあると思います。
仕事は、ストックではない、フローである
という同社の理念をここからも感じ取れたものでした。
ショールームでは、「私よりサイトウさんの方がよく知っていると思いますが・・・」、と茶化されながらも(笑)、皆さんに丁寧にご説明、質問にお答えいただき、プレス関係の皆さんには大変感謝をしています。どうもありがとうございました。
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