実はその他にも仕掛けがありまして、もう2箇所吐き出しの大開口+庭が用意されているのです。
1つは、西側の開口でウッドデッキに面しております。ここでは天気のいい日は食事やお茶をして、まだ小さなお子さん達も元気に走り回ります。
もう1つは北側の開口で坪庭に面しております。ここは、字の通りまさに1坪で浴室にも接しております。砂利敷にしており、少し和の雰囲気です。
このように1階LDKには、3箇所の大開口と庭を用意しました。広めのワンルームに3つの庭があるのです。芝を眺めながら朝食をとるのもいいでしょう。ウッドデッキでランチをいただくのも気持ちのいいものです。夜は坪庭に明かりを灯して家族で団欒。お風呂に入っている様子もうかがえます。
3つの庭は、家族を繋ぐ装置としても一役かっているのです。
このコラムの執筆専門家
- 納谷 新
- (建築家)
- 納谷建築設計事務所
「Why」を突き詰めると、家の本当の役割が見えてきます
例えば「ここに窓が欲しい」と思う気持ちは、記憶の産物でしかありません。欲しい「why」を突き詰め、家作りで答えを出すのが僕らの仕事です。家への思いを遠慮せず話して下さい。楽しくて新しい家を一緒に作っていきましょう。※僕が納谷兄弟の弟です
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