
- 岡 信行
- アルトマック 代表
- 兵庫県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
10/31のコラムで「犬の生活範囲には3つのタイプがある。」というお話をしましたがもう少し
詳しく説明したいと思います。
まずは『家中自由にさせて制限しない』タイプについて
危険な場所や立ち入らせたくない場所を除いてすべての部屋に犬への配慮が必要となります。
床材は滑りにくく掃除がしやすいものを選ぶ。壁材は犬が壁際に沿って歩くため汚れの付き
にくいものを選ぶ。子犬やしつけが十分にできていない犬は、いたずらによる傷やオシッコの
汚れも考慮する必要があります。
犬用のくぐり戸がついた建具、咥えてほしくない小物を常に片づけておく収納が必要となりますし
電気のケーブルを触らせないような工夫も必要となります。
犬の行動範囲が広くなるほど私たちが配慮すべき事柄が多くなります。
また、行動範囲の広さが犬の警戒心を強める結果になる場合もあります。
このタイプを採用する場合は、愛犬と家族にとって問題がないか一度みんなで話し合って
みるのがよいのではと思います。
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