モラハラ被害に気付いたら行う10のこと~その5 - 離婚問題全般 - 専門家プロファイル

佐藤 千恵
行政書士東京よつ葉法務オフィス 
東京都
離婚アドバイザー

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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モラハラ被害に気付いたら行う10のこと~その5

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モラルハラスメント モラハラ被害に気付いたら行う10のこと

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モラルハラスメント被害 
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士 
東京よつ葉法務オフィス
モラハラ行政書士のちえぼぅです
*   *   *   *   *   *



モラハラ被害に気付いたら行う10の事。


今回は5回目、早いもので折り返しです。


今回から、具体的に脱出の準備について
書いていきたいと思います。


では5回目、脱出の準備としてまず行って欲しい事は

 
住居を探す


です。



ちなみに次回は仕事探しについて書こうと思って
いますが、仕事探しと住居探しは基本的にどちらを
先に行っても良いと思います。


ただ1点、万が一自分が本当にどうしようもない位
追い詰められた時に逃げられる場所があるという事は、
精神的なゆとりにつながります。



ですので、仕事して収入が無いと住居も探せない、というのも
もちろん現実ですが、まずは逃げ場所としての住居探しに
ついて書き、それから仕事探しについて書こうと思います。



では、具体的な方法に入っていきます。


モラハラ被害からの脱出は、最終的には加害者との
離婚という事になります。



モラハラ加害者=自己愛性の人格障害はまず、治療で
治る事はありません。



ですので、モラハラ被害からの脱出を目指すなら加害者から
離れる事=離婚となります。


もしご実家や兄弟姉妹を頼れるようであれば、一時的に
実家などで暮らし、そこで仕事を探し生活を安定させて
自立するという方法が取れます。



実家や兄弟姉妹の家であれば、単に住居を確保できる
以上に精神的な面でも安心感が大きいと思います。


(もちろん実家の両親や兄弟姉妹と良好な関係である前提ですが)



問題は、頼れる実家や兄弟姉妹、知人などがいない
ケースです。


ネックになるのが


・夫に知られずに契約できるか

・保証人がいないがどうしたらよいか

という点だと思います。



まず、夫に知られずに契約が出来るかについてですが、
結論から言えば可能です。


私のクライアントでも現に夫に知られずに賃貸住宅の
契約をした人がいます。



不動産会社にもよりますが、部屋を借りる際

「何人で住むか?誰と住むか?」

は聞かれても、結婚しているかどうかまでは聞かれない
ケースもあります。



最近離婚は珍しいことではありませんので、子連れで
女性が部屋探しに来ても全く不自然ではありません。



ただし、賃貸借契約の際は必ず本人確認があります。
本人確認書類から結婚していることがわかるケースはあります。



不動産会社や大家さんが興味があるのは、賃借人が結婚しているか
どうかより、ちゃんと家賃を払い続けてくれるかどうかです。



なので、収入面で問題の無い事や保証人の問題をクリアできれば、
結婚しているかどうか、夫は部屋を借りることを知っているかは
あまり関係ない様です。(あくまで私の知る範囲ですが)



また、保証人に関しては、ご実家の両親などが頼れるのであれば
お願いすると良いと思いますし、現在は保証会社を利用している
不動産会社も多いので、保証会社が使える物件を選べば問題は無いです。



(ただし保証会社を利用する場合は、家賃の何%とか、
年間○○円、といった感じで手数料がかかります)


中には「保証人+保証会社」を求められる物件もありますが、
その場合はその物件とは縁が無かったと諦めましょう。



特に仕事をしていてご本人の収入がある場合は、保証会社を使い
保証人の問題が解決できれば問題なく賃貸契約ができると思います。



なお、一時的なものにはなりますが手っ取り早いのは
マンスリーやウィークリーのマンションです。



これらの場合は身分証明書の提示は求められますが
保証人は求められません。


私も過去に利用したことがありますが、身分証明書の
提示+代金の前払いで問題なく借りられました。



ここまで書いた以外でも

・パートでも安定的に収入があるので借りられたケース

・(地方のケースですが)家賃前払いで借りたケース

・近々離婚予定である事を正直に話し、逆に不動産会社が協力して
くれたというケース

など、たくさんのケースがあります。


なお、住居探しで特に注意して頂きたい事があります。



それは、

不動産会社とのやり取りをモラハラ加害者に知られない様に、細心の
注意を払って下さい

という事です。


電話であれば、モラハラ加害者が確実にいない時間にのみ架けて貰うよう
不動産会社にしっかり話しておいて下さい。


契約書などについては、自宅ではなく実家や信頼できる友人宅に郵送して
もらったり、または直接自分が不動産会社に取りに行って下さい。



モラハラ加害者は妙に鋭い所があり、被害者が自分から
離れて行く「予感」を感じると、普段は仕事に行っている
時間にひょっこり帰ってきたり、という事があるようです。


念には念を入れて行動しましょう。


賃貸住宅については、1ヶ所の不動産会社で断られたとしても、別の
不動産会社を当たったら借りられた、という事があります。


頼れる実家が無いからといって諦めずに、様々な方法を試して
「安心できる逃げ場所」を確保して欲しいと思います。




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